導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

WOVN.io 導入で、多言語コンテンツ量は10倍以上に。タイムリーなサイト多言語発信で「アジア力」をさらに磨く(学校法人亜細亜学園) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Nov 14, 2024 3:00:00 AM

アジアをはじめとした世界で活躍できる人材の育成に力をいれている亜細亜大学。公式サイトリニューアルに伴い、これまでの Web サイト多言語対応を見直すべく WOVN.io を導入されました。WOVN.io 導入後、社内リソースを大幅に削減しながら、10倍以上のコンテンツ量を多言語でタイムリーに発信できるようになった、というお話をお伺いしました。

目次>
  1. 亜細亜大学の魅力は、学内で国際交流できる機会が豊富で身近にあること
  2. 亜細亜大学で“いま”起こっていることを多言語でタイムリーに発信したい
  3. 社内リソースも大幅に削減しながら、多言語コンテンツの発信量は10倍以上に
  4. サイト多言語対応は、「アジア力」を磨くための大事な要素

亜細亜大学の魅力は、学内で国際交流できる機会が豊富で身近にあること

茂呂:
亜細亜大学には、現在約300人の外国人学生が在籍しています。国別に見ますと、中国を筆頭に、ベトナム、タイなど、最近は ASEAN 地域からの外国人学生が増加傾向にあります。

須崎:
ここ数年はコロナの影響で入国制限などもあり、オンラインで授業に参加する外国人学生も多くいました。ですが今は、日本に来て日本で生活しながら勉強できるという面で、日本語の習熟度も早いと感じます。中国の学生は大学院に進学することを目指している学生の割合が比較的高く、一方 ASEAN 地域の学生は日本で就職することを目的としている学生が多い印象です。

茂呂:
亜細亜大学では、亜細亜大学の学生が海外に行く「派遣」と、海外の学生に亜細亜大学に来てもらう「受け入れ」の2つの軸に注力しています。

「派遣」の面は、 留学プログラムが充実していることです。最近も韓国留学プログラムを新たに始めるなど、グローバル人材を増やしていくための取り組みを行っています。「受け入れ」については、在籍している外国人学生へのサポート体制が充実しているほか、学内での日本人学生と外国人学生の交流に重きを置いています。留学生会という団体では弁論大会や国際交流キャンプなど、年に4回色々なイベントを開催しています。日本人学生も含め、さまざまな国籍の学生が参加して交流を深めることのできる留学生会のイベントはとても好評ですね。

須崎:
国際交流キャンプには私も引率として参加していますが、50名の定員はすぐに埋まるほど、かなり人気が高いです。

茂呂:
実は、私は亜細亜大学の卒業生でして、在学当時は、留学生会のイベント運営にも携わっていました。卒業して母国に帰っている外国人学生も多いですが、彼らが日本に来る時には食事に行くなど、留学生会のイベントを通して培った関係は今でも続いています。大学内でこれだけ国際交流できる機会が身近にあることも亜細亜大学の魅力の1つでもあると思います。

亜細亜大学で“いま”起こっていることを多言語でタイムリーに発信したい

茂呂:
公式サイトの多言語発信は、主に外国人学生と彼らの保護者に向けたものです。先程もお伝えしたように、海外の学生をより多く「受け入れ」るためには、彼らの母国語で情報を届け、学内の情報を理解していただくことが重要であり、特に保護者の方が直接情報を得られる事で大きな魅力付けや安心に繋がります。

ただ、WOVN さんを導入する前は、多言語での情報発信がタイムリーに行えていませんでしたし、コンテンツ量も日本語に比べて圧倒的に少なかったです。そしてそれが一番の課題でもありました。

須崎:
以前は、1ヶ月に1回程度、前月に日本語で発信したニュースの中から多言語発信したいものをピックアップして、外部業者に翻訳依頼をしていました。その後、翻訳された原稿を英語・中国語ネイティブの職員に確認してもらい、多言語で発信するという流れでした。多言語発信までには工程が多く、色々な方に大きな負担がかかっていましたね。

茂呂:
負担も大きかったことで多言語発信がどんどん遅れ、最終的に多言語サイトのトップページにあがっているニュースが3年前のものという状況になっていました。日本語サイトでは、長期休みの期間を除いて、大体1日1本のペースでニュースを発信していますので、同じコンテンツ量をタイムリーに多言語で発信することは到底できませんでした。

そんな情報発信に困っている中、 WOVN さんのお話を初めて伺いました。当時本学では、「アジアの国際交流人材の育成強化」を重点施策に掲げており、そのためには 公式サイトの多言語対応が必須でしたし、我々としても亜細亜大学で“いま”起こっていることを多言語でタイムリーに発信したいと考えたため、WOVN.io を導入しました。

WOVN.io 導入の一番大きな決め手は、海外 SEO 対策が万全な点です。海外で亜細亜大学の認知拡大やブランディング向上、外国人の受験生・学生増加を目指すためには、しっかりと海外に情報が届く環境を作る必要があったからです。

また、現在は英語と簡体字の2言語対応ですが、ASEAN 地域の外国人学生も増えてきていることもあり、今後はベトナム語やタイ語など、追加の言語対応を行う可能性もあります。そういった場合にも簡単に言語拡張を行える点も魅力的でした。

あとは、交通インフラ企業への導入実績が豊富な点ですね。交通インフラは運行情報など、誤訳があったり翻訳精度が低かったりすることが致命的なトラブルに繋がってしまいます。そういった翻訳精度を重視している交通インフラ企業が多く導入していることこそが、WOVN.io の信頼に値すると当時学内で会話していましたね。

社内リソースも大幅に削減しながら、多言語コンテンツの発信量は10倍以上に

茂呂:
もともと、月に2、3本程度の情報のみを多言語発信していた頃と比べると、10倍以上、もはや数値にできないくらい多くのコンテンツ量を多言語でタイムリーに発信できるようになりました

須崎:
多言語対応にかかる社内リソースも劇的に変わりました。メインの業務を行う傍らでの翻訳原稿確認は、やはりネイティブの職員にとっても負担の大きい作業でしたので、WOVN さんのおかげで翻訳確認作業がまるっとなくなったことは大きな導入の効果だと感じています。

茂呂:
全体的に多言語サイトの運用工数が大幅に削減しましたね。広報課は、多言語対応のこれまでの苦労を知っているからこそ、サイトリニューアルというタイミングも相まって WOVN さんを導入できて良かったなと思いました。

学内用語や固有名詞などの誤訳をあらかじめ防ぐことのできる用語集機能を活用することで、Google 翻訳などの単純な機械翻訳と比べても WOVN.io の翻訳品質は高いと実感できています。これも、WOVN.io が多くの企業で信頼して使い続けていただいている理由だと思いますね。 

あと、これは定量的に出してはいませんが、WOVN.io 導入後、嬉しいことに英語での問い合わせも増加しました。先日も、海外メディアから学長へのインタビュー依頼をいただきました。タイムリーに多言語発信できる情報が増えたことで、しっかりと亜細亜大学の情報を見てお問い合わせいただけているのかなと思いますし、海外での認知拡大に繋がっているんだなと実感しました。

サイト多言語対応は、「アジア力」を磨くための大事な要素

茂呂:
WOVN.io の導入は、公式サイトのリニューアルと並行して行っていましたが、大きなプロジェクトが2つ動いているというよりは、サイトリニューアルという大きなプロジェクトに付随して多言語対応を行ったくらいの感覚で、 負担感は全くありませんでした。

導入後も営業担当の U さんに色々とアドバイスをいただきながら、多言語サイト運用をより良くするために伴走していただいてありがたかったです。多言語サイト運用も安定してきましたので、現在は日本語で情報を更新するだけ、あとは WOVN.io の自動翻訳に基本的にお任せしている状態です。作業があるとすると、「用語集機能」への追加単語登録や、誤訳があってはいけない入試情報に関する翻訳確認を行うくらいですね。

今年の10月に永綱憲悟学長の二期目がスタートしました。二期目の抱負として、「亜細亜大学でアジア力を磨く」ことを提唱しています。「アジア力」というのは、アジア言語を使えること、アジア滞在体験があること、アジアの友人がいることなどを指しています。その「アジア力」を磨くために、亜細亜大学が最適の環境でありたい、そのためにも学内の国際化により力を入れていかなければならないと思います。今回のサイト多言語対応は、学内国際化、そして「アジア力」を磨くための大事な要素ですので、今後も WOVN.io を活用しながら多言語情報発信を強化していきたいと思います。

(取材日:2024年10月)

 

■WOVN.io を導入いただいたサービス
亜細亜大学公式サイト:https://www.asia-u.ac.jp/
●  元言語        :日本語
●  対応言語    :英語、簡体字