導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

構築・運用の手間を削減し、生産性の高い多言語化サイトを実現(株式会社ビオスタイル) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Mar 31, 2020 3:00:00 PM

2019年12月、京都・四条河原町に複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」を開業するなど、健康的で美しくクオリティの高い生活を実現し、循環型社会に寄与する新しいライフスタイル「BIOSTYLE」の提案を行っているビオスタイル。インバウンド対応強化のため、WOVN.io で多言語化を行ったというお話を伺いました。

「GOOD NATURE STATION」開業に伴い、自社内でのWebサイトおよびECを構築

池田:弊社の事業ドメインは、化粧品・食品の製造小売、「GOOD NATURE STATION」という複合型商業施設の運営、それから業態開発の3つになります。その中のチャネルの一つとして、施設の開業に合わせてECも新規で立ち上げました。

私が入社した2017年12月はグループ会社を含め、一からECを構築したことのある経験者が1人もいなかったんです。EC を持っているグループ会社もありますが、運営は外部委託しているので、一から Web サイトから構築し運営するのは今回が初めてでしたね。そこで私がたまたま経験者だったということもあり、自前で Web サイトと EC を作りましょうということで、システム開発担当メンバーと2人で Web 開発部が発足しました。

サイト流入やブランディングを考え、最初に着手したのは総合 Web サイトの作成、そこから EC につなげていく戦略を考えました。

田部井:そこで、まずは人、ということで経験のあるメンバーを集めていこうとなり、私がジョインしました。サイトの構築、多言語化、そこに紐づくツールについて考えて、最終的に EC サイトの構築まで落とし込んでいきました。現在はサイト運用や EC 運営に必要なスキルを持ったメンバーが揃い、役割分担ができてきています。総合 Web サイトは池田、EC 事業に関しては私が担当しているという状況ですね。

新たに構築する Web サイトは、とにかく生産性の高いサイトを目指したい

池田:私がジョインした段階では、どういった Web サイトにするかが具体的に決まっていませんでした。ただ、「GOOD NATURE STATION」という、商業とホテルを組み合わせた施設を作ることは決まっていたんです。京都という立地ですし、インバウンドを取り込むためにも多言語対応したグローバルサイトは絶対に必要だよね、という前提から入りました。

ただ、以前に複雑な Web サイト構築を経験してきて大変さを痛感していたので、グローバルサイト構築において言語数分のサイト構築は絶対にやりたくなかった。とにかく省力化ができて、自分たちのやるところとやらないところをはっきりさせられるサービスを探していました。あと、オペレーションに時間がかからず、できるだけ生産性の高いサイトにしたいとも思っていました。

田部井:英語対応するだけでも Web サイトをまるまる2つ作らなければならないですし、もし日本語サイトの情報を更新したら、英語サイトも更新されているか管理しなければならない。その管理ですら大変ですからね。簡単なことと思ってしまいがちですが。

それに翻訳作業が入ってくるとなると、いくらかかって、どれだけの労力がいるんだと。あまりにも、現実的ではないですよね。 

WOVN.io を導入すれば、”グローバルサイトを作らずとも多言語化サイトが作れる”

池田:WOVN さんとの出会いは展示会でした。まずは最新の情報を得たいと思い、出向いた展示会で WOVN さんから説明を聞き、これだ、と。WOVN.io を導入すれば、”別ドメインでグローバルサイトを作らなくても多言語対応ができる”、それが決め手でした。

私達が危惧していたメンテナンスの部分は WOVN.io を導入したことで本当に気が楽になりました。複数の言語サイトを更新することを考えたらぞっとします(笑)。導入していなかったら、何倍の工数がかかっていたなど考えるまでもなく、そもそも実現できないですね。

海外 SEO 対策の効果を実感

田部井:WOVN.io 導入後、アクセス解析をすると、英語圏からのアクセスも増えてきています。総合 Web サイトの問い合わせフォームから1日に2割程度は英語でお問い合わせをいただいています。

池田:現在は自然流入だけですが、今後は WOVN.io をより活用して、海外 SEO や海外PRを推進していきたいと考えています。

田部井:いま池田も話した通り、今後強化していく海外 SEO 対策を見据えて WOVN.io を導入した、という部分もあります。

WOVN.io というサービスがあれば、その言語でのページがデータとして生成されて、Google にインデックスされますよね。比較・検討しましたが、これがちゃんとできるサービスは他にありませんでした。 実は、WOVN.io 導入後に Google Discover という機能で弊社 Web サイトが取り上げられたことがありました。アクセスの内訳としては、アメリカが最も多く、他にもインドやパキスタンといった地域からも検索されていました。Google にインデックスされていることが実証された結果かなと思っています。自社で立ち上げたブランドが世界に羽ばたいているのが実感できました。

スピードも早く、きめ細やかな手厚いサポート体制

池田:WOVN さんのサポート体制は本当に素晴らしかったです。こちらが質問を投げると、すぐに連絡をくださいますし、細かな要望まで全部拾ってくださいました。また、制作会社とのテクニカルなやり取りまでスピーディーでしたし、とにかく対応がきめ細やかでした。

田部井:あのサポート体制がなかったら、今公開している Web サイトが立ち上がっていたかも分からないくらいですね。

自分たちが成し遂げたい戦略に合わせて、人力翻訳と機械翻訳の線引きをする

田部井:間違った情報が伝わってはならないページ、例えば「GOOD NATURE STATION」のコンセプトや宿泊約款といった部分は人力翻訳を入れています。それ以外のページで、日々我々が発信するオウンドメディアなどに関しては、正しく伝わってほしいという思いももちろんありますが、ある程度許容をして、正確性よりも更新性を重視しています。

池田:もともと総合 Web サイトはポータルとブランディングの役割を持っているので、そこに直結する部分は私達の思いを反映した翻訳にしておきたいと思っています。

全てのページに人力翻訳を入れる会社もあるとは思いますが、Web サイトの更新や運営を実際に自分で手がけた経験があれば、その手間や苦労がわかるので、ある程度割り切った判断をするのではないでしょうか。Web サイトを構築する中で、我々の戦略に影響すること、例えばブランドを伝えることに一番注力するのであれば、そうではない部分は多少直訳になったとしてもいいのかなと思います。

田部井:「堺筋線」に機械翻訳がかかった際に、「堺マッスルライン」にならなければ大丈夫、というレベルの線引きですよね(笑)。あとは、導入時の用語集登録も、登録すべき用語を WOVN さんにピックアップいただいたので、誤訳が生じる可能性も低いと思っています。

今後のインバウンドの流れに合わせて追加対応言語を考えていく

田部井:弊社の Web サイトでは現在、Web接客を取り入れています。ただ、日本語サイトしか対応していないのが残念です。英語サイトに来ているお客様にこそページ内で迷子にならないように、今後対応されることを期待したいですね。

池田:対応言語については、4月に繁体字・簡体字の2言語を追加予定です。ただ、今後インバウンドの流れが変わるかもしれないとも考えていますので、追加する言語はある程度様子を見てから決めていこうと思います。