導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

WOVN.io 導入後、海外からの閲覧数は12%増加(合同会社DMM.com) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|May 1, 2021 3:00:00 PM

誰も想像できない未来を「誰もが見たくなる未来」に変えていく。このコーポレートメッセージに裏打ちされるように、ジャンルにとらわれず常に新しい事業を展開している DMM.com(以下、DMM)。今回コーポレートサイトを英語と簡体字へ多言語対応をしたことにより、海外案件がよりスムーズに進めやすくなったというお話をお伺いしました。

 

50以上の事業を幅広く展開、昨年は海外展開を見据え海外事業部を立ち上げ

清酒:コーポレートサイトやマーケティングツールなどの開発部隊を率いるのが主な業務です。もともとは事業担当で、「DMM.make」や「DMM pictures」、他にも「DMM music」の立ち上げなどいろいろ携わらせていただいたので、今度は会社全般を盛り上げていきたいと思っています。

皆葉:私は、コーポレートサイトを含む社外向けの各種情報や資料の多言語部分におけるディレクションを主に担当しています。また、海外関連業務が発生した際の事業部との連携や、会社のブランディング部分のサポートもしております。

また、社内向け多言語担当として、外国従業員の働きやすい環境作りの一環で人事と連携することもあります。DMMグループでは現在外国人従業員が約160名在籍していて、国籍別に見ると一番多いのは中国で、次に韓国、アメリカといった感じですね。

進藤:私のメイン業務は広報としてプレスリリースを出したり、オウンドメディアの運営を行ったりしています。DMM には事業部が沢山あるので、事業部同士の連携が取れるようインナー向けのイベントなども担当しています。

現在 DMM では50以上の事業があり、本当に幅広く展開しております。会員数も3,400万人とかなり増えているところです。2018年頃からは若手起業家支援の「DMM VENTURES」を立ち上げたり、最近では水族館を作ったりと常に新しいことにも取り組んでいます。

海外に関連したところですと、昨年には海外事業開発部が立ち上がりました。もともと海外へ向けたアニメ事業を推進していたメンバーが『DMMアワード2020』で大賞を受賞した影響もあり、アニメ事業以外でも海外展開を広げていこうというのがきっかけです。

 

 

導入前は、必要の都度海外向けに一時的な資料を作成

皆葉:WOVN さんを導入しているのは、弊社のコーポレートサイトになります。事業と会社紹介部分をメインに多言語対応しています。

事業を幅広く展開していることもあり、もともと海外の企業様からお問い合わせを受けることがあったので、より海外の方にも知っていただくきっかけになればと多言語対応を行うことになりました。世界共通語としての英語、そしてここ数年中国からの企業団体の訪問や商談が増えていることを受け、簡体字も加えて2言語に対応しました。

進藤:今でこそ会社案内資料はありますが、その当時は多言語で共通して使えるものはなかったんです。海外からお問い合わせが来たタイミングで、都度資料を作っていた状態でしたね。(笑)

清酒:ちなみに今回の WOVN さん導入のきっかけは、実は私が以前「DMM pictures」でアニメサイトを担当していた時に WOVN さんを利用させていただいていたからなんです。すでに使用していたので、使いやすさを実感していましたし、システム的な作りもそうですし、なによりコストやリソースをかけずに運用をまわすことができるというところで導入を提案しました。

 

多言語対応により、問い合わせから案件の話がよりスムーズに進むように

清酒:WOVN さん導入前後同時期の閲覧言語の割合を見てみると、導入後は日本語に対して海外言語比率が12%増加していました。滞在時間も増えているので、きちんとコンテンツを読み込んでいただけるんだなと実感しています。

皆葉:導入後は、海外案件の話が入りやすくなりました。以前は、事業内容を細かく説明し、そこから何ができるだろうと探っていました。今はサイトを多言語対応したことにより、事業内容を理解していただいた上で、”この事業に興味がある”という風に先方から積極的に話しかけられるようになりました。

社内メンバーからも商談で紹介材料として活用しやくなったということで、”ありがとう、助かった!”という声をいただくこともあります。

 

WOVN サポートチームとの連携によりスムーズな改善を実現

皆葉:会社情報や事業内容の総合的な部分や役員紹介、インタビュー記事に関しては翻訳会社に依頼し、翻訳したものを社内でチェック後に WOVN 管理画面上で書き換えています。それぞれの事業の詳細ページに関しては WOVN の機械翻訳をかけるというような使い分けをしています。

導入当時はバグが発生したこともありましたが、WOVN さんにリストを共有するとすぐに原因を確認しフィードバックをいただけたので、スムーズな改善を重ねることができました。とても心強かったです。

清酒:ご要望としては、サイトに埋め込まれている動画を PDF のリンクのように切り替えたい時に、タグの差し替えが必要になってくるかと思うのですが、そこは WOVN さんの機能でタグの差し替えができるといいかなと。

 

WOVN を導入していなかったら、多言語対応はしていませんでした

 清酒:WOVN.io を導入していなかったら、多言語対応の話を僕がやめましょうと提案していたと思います。というのも、実際僕が前職の時に多言語対応サイトを作ったことがありまして、やっぱり多言語サイトを一から作るとなると管理コストも運用コストも今の倍ではすまないんです。

膨大なコストとリソースをかけ、加えてその後のシステム運用も考えるとなるとなかなか現実的ではなかったです。そうなったら別の方法で、例えば同じページ内に日本語と英語表記を併記するとか、おそらく多言語対応というほどのことはしなかったですね。

 

多言語サイトは今後訪れる海外事業拡大の受け皿になれるように準備しておく

進藤:もともとまったくサイトがない状態からのスタートだったので、まずサイト構築、そして多言語対応という最初の段階はクリアしたかなと思います。

皆葉:多言語サイトは、何かあったときの受け皿になればいいなと。あとは、先ほどもお伝えしたように弊社は外国籍従業員が多く在籍しています。ですが、事業が多いためお互いのことをよく知らないことも多いので、従業員間のコミュニケーション促進の手段にもなれればとも考えています。

清酒:これまでは会社のブランディングの土台を作り続けていたので、今後はコンテンツの中身自体もより強くしようと考えています。

今後どう活用していくかは、海外との取引が本格的に見込めそうという時期が見えてきてから、改めて話あっていく感じですね。

進藤:DMM は常に新しい事業の可能性を探しており、やると決めたらものすごいスピードで新規事業が立ち上がります。そんなスピード感に対応できるように、コーポレート部門としてしっかり下準備はしていきたいですね。

清酒:DMM は『誰もが 見たくなる 未来。』という会社のメッセージにもあるように、上から話が降りてくるというより、従業員みんなでどういう未来をつくりたいかを考えていきます。なので、そのときに海外の人達とどう向き合うのかっていうところの熱がすごく高ければそっちに対して全振りする可能性もあります。そのタイミングは、もしかすると明日来るかもしれないですしね。(笑)

 

~今回3人のお話しを聞いていて一番印象的だったのは、DMM で働くことにものすごくいきいきした充実感をもって働いておられるということでした。わくわくすること、『誰もが 見たくなる 未来。』を作っている、という実感を感じながら働かれているのだと思います。こういう企業が、日本発でどんどん海外で活躍できるよう、WOVN も精一杯ご支援していきます~

(取材日:2021年4月)

■WOVN.io を導入いただいた Web サイト

コーポレートサイト
URL:https://dmm-corp.com/
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