導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

「サブスくらし」という新しい暮らしのスタイルを外国人にも提供したい。更新性の高い宿泊施設の情報サイトの多言語だからこそ、WOVN.io が最適だった(グッドルーム株式会社) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Aug 2, 2023 3:04:05 AM

「どこにもない、ふつうを作り続ける」という企業理念のもと、暮らしの拠点となる新しい住まいの創造、そして新しい仕組みと改善をもたらすサービスを提供しているグッドルーム。今回、月額制で全国約700以上のホテル・マンスリーに自由に住み替えができるサブスクリプションサービス「goodroomサブスくらし」公式サイトを WOVN.io で多言語化しました。サイト運用負荷をかけずに多言語化サイト構築を実現でき、外国人利用者がご自身で物件検索から申し込みまでを完結できるようになった、というお話をお伺いしました。

目次

賃貸でもシェアハウスでもない、あたらしい住まいの選択肢を提供
 

グッドルームが提供する「goodroomサブスくらし」は、長期滞在が可能なホテルやマンスリーマンションを中心に、1カ月単位で選べる自由で身軽な住まいのサービスを提供しています。そのため、すべての方に弊社のサービスがマッチするとは考えておりません。賃貸だと初期費用や契約期間を気にしなければならないのが悩みだったり、都心にコストパフォーマンスよく滞在できる住まいを見つけたいけどシェアハウスは好まない方だったりと、既存の選択肢がしっくりこないという方にとって“ちょうどよい選択肢”になればと思っています。

 

「goodroomサブスくらし」は、実は外国人利用者にとってメリットの多いサービス

「goodroomサブスくらし」は、日本人利用者の割合が最も多いのですが、実は外国人の方が利用しやすいメリットがたくさんあるサービスなんです。例えば通常の賃貸契約の場合だと、入居期間が柔軟に選べなかったり、保証人を立てる必要があったりと、外国人にとってはなにかとハードルが多くなってしまうことがあります。

その点、「goodroomサブスくらし」は厳しい入居審査もなく、1カ月単位での契約が可能、ホテルに空室さえあれば、オンラインで入居申し込みを完結、外国人利用者でもすぐに住み始めることができます。これらのメリットに加えて、コロナの水際対策が緩和され旅行需要が復活してきたことから、外国人も明確にターゲットとして取り込めるのではないかと考えました。

WOVN.io 導入前は、日本語のみで情報を発信していました。そのため、「goodroomサブスくらし」を利用したい外国人の方は、日本語の読み書きや会話が得意でないこともあり、日本人の友達経由でお問い合わせ・契約するといったケースがいくつかありました。件数はそこまで多くはないものの、やはり英語や他の言語でも情報を届けた方がいいのではないかという肌感はありましたね。

“一回作って終わりじゃない”更新性の高いサイトに対応できる多言語サービスを求めていた

「goodroomサブスくらし」のサイトは一回作ったら終わりというサイトではありません。今は700件ほどの施設情報が掲載されていますが、提携するホテルが日々増減したり、シーズンによって値段変動があったり、さらには施設の紹介文を修正することもあるため、常に更新される情報に対応し続けなければなりません。

これは多言語対応後も同様です。“一回翻訳して終わり”であればなんとか人力でできるかもしれないですが、今お話したように常にサイトの内容が更新されていくので、更新性の高いサイトにリアルタイム性をもって対応できる翻訳サービスを探していました。その上、社内のリソースがそもそも限られている中で、多言語対応後もなるべく負荷をかけない運用を実現したいとも思っていました。

色々なサービスを比較検討し、今回 WOVN.io を導入した決め手は大きく3つです。

  1. 更新性の高いサイトのリアルタイム多言語対応を実現できること
  2. 日本語でのサポートを受けることができること
  3. 今後の海外 SEO 対策を見据えた Proxy 方式での導入を行えるサービスであること

対象言語は、言語別・国別のアクセス結果を参考に、英語、韓国語、繁体字の3言語を選択しました。実際に WOVN.io を使い始めて感じたのは、ライブエディター機能の使いやすさです。やはり視覚的にわかりやすいので、翻訳チェックやレイアウト崩れなどの修正がしやすいです。

多言語対応後、外国人利用者が全ての手続きをご自身で完結できるように

以前はそもそも日本語のみで情報発信をしていたので、外国人の方に情報が届けられていなかったのですが、今年1月の WOVN.io 導入後、外国人の方がご自身でサイトを見て、物件選びをし、契約まで行っていただけるようになりました。以前のような日本人の友達経由でのお問い合わせはほとんどなくなりましたね。

実際の運用フローとしては、WOVN.io で自動翻訳をかけたあと、翻訳漏れがないか、変な表現になっていないかをざっとチェックするようにしています。機械翻訳サービスを使っている以上、翻訳には100%の正確性は求めていません。それを理解した上で、予約契約情報に関わるページなど、外国人利用者に正しく内容を伝えなければならない部分だけは念入りに翻訳チェックをしています。とはいえ、多言語対応後も運用工数はこれまでと変わっていません。運用負荷はほぼ“ゼロ”ですね、これもとてもありがたいポイントです。

外国人に向けたサービス展開の土台作りが完了、国籍の垣根なく使っていただけるサービスへ

「goodroomサブスくらし」はまだまだこれから発展させていくサービスです。WOVN.io で Web サイトの多言語対応は行いましたが、申し込み後も外国人利用者にとって違和感なくご利用いただくためにサイト以外にも対応すべきことはまだまだあるかなと。

ただ、導入から半年ほどしか経っていない今の時点でも、サイトが多言語化されているからこそ海外に向けて広告を打つことができるようになったりと、少しずつではありますが前進している部分もでてきています。多言語サイトがあるからこそ、その後の施策も取りやすくなるので、まず誘導先となる多言語化サイトを整えるのは重要な事だと改めて実感しました。今後は、外国人によりささるような広告デザインを考えたり、複雑なプラン内容をなるべくシンプルにしたりと、トータルでわかりやすいサービスを目指しながら、国籍の垣根なくいろんな方にご利用いただけたらと思っています。


(取材日:2023年6月)


■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
「goodroomサブスくらし」公式サイト
URL:https://livingpass.goodrooms.jp
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