導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

英語対応は、グローバルに事業を展開する企業として必要な社内インフラ構築のため。社内エンゲージメント向上に寄与できる多言語イントラサイトへ(三菱HCキャピタル株式会社) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Dec 12, 2024 3:00:00 AM

国内外におけるリース、ファイナンスの提供をはじめ、環境エネルギー、航空、ロジスティクス、不動産、モビリティなどの幅広い分野で、事業やサービスをグローバルに展開している三菱HCキャピタル。グループとして海外事業を拡大するなか、グローバルの全社員に平等に情報を発信する環境を構築するべく、イントラサイトに WOVN.io を導入し英語対応を実施されました。WOVN.io 導入の決め手や多言語サイト運用についてお伺いしました。

目次>
  1. イントラサイトの英語対応は、グループ一体運営の推進基盤
  2. Wovn Technologies はセキュリティ面で充分信頼に値する企業だった
  3. イントラサイトの英語対応で、海外拠点への情報連携がスムーズに
  4. グローバルを意識したコンテンツづくりで、社内エンゲージメント向上に寄与できる多言語イントラサイトへ

イントラサイトの英語対応は、グループ一体運営の推進基盤

小荷田:
今回 WOVN.io を導入したイントラサイトは、もともと三菱HCキャピタルと日本国内のグループ会社の社員を対象に、経営陣からのメッセージやグループ企業全体への通達、新着ニュースなどの情報を発信していました。海外拠点に対しては、必要性に応じて、各部署がメールや電話などでコミュニケーションを取る程度にとどまっていました。

片野:
当社は2021年4月に、三菱UFJリースと日立キャピタルが経営統合して誕生しました。当時はそれぞれの会社でイントラサイトを構築していましたので、経営統合のタイミングでまず二つのイントラサイトを一つにすることに取り組みました。

また、環境面の取り組みとして、オンプレミスからクラウドへの切り替えを行いました。こうして統合されたイントラサイトをクラウド上で構築することができました。

そして、新たなステップを考えた際、利益の半分を海外が占めている当社は、各国との連携を強化するためにも、イントラサイトもグローバル化するべきではないかという声があがり、今回 、WOVN.io を導入して英語対応を行うこととなりました。

当社の経営基盤の強化戦略のなかでも、“連結経営体制の強化によるグループ一体運営の推進”をうたっていますので、そのためにも“イントラサイトの英語対応は基盤として準備すべきではないか”と方向性がまとまりました。

具体的な課題を解決するためというよりは、まず、イントラサイトを英語に対応できる環境を整備することを目的に取り組みがスタートしたので、日本側から海外拠点に向けてどういった情報を発信したいか、海外拠点はどういった情報を発信してほしいのか、という双方のニーズを把握する下準備から始まりました。

Wovn Technologies はセキュリティ面で充分信頼に値する企業だった

桑野:
片野からもお伝えしましたが、今回の英語対応は、現地からの要望やこれまでイントラサイトの英語対応に課題を抱えていたからではありません。それよりも、すべての社員に平等に情報を発信することをミッションとしているにも関わらず、英語での情報発信ができてないということは、インフラサイトの前提条件を満たしていないのではないかと問題意識を持ったからです。

そこで、日本側・海外拠点側双方の情報発信のニーズを把握し、イントラサイトを英語対応可能なサービスの検討を始めました。その際、当社役員より、WOVN さんを紹介され、お話を伺いました。既存のイントラサイトに後付けで簡単に多言語対応できるサービスは WOVN さんの強みであり、当社のニーズと合っていましたので、この点が導入の大きな決め手となりました。イントラサイトを SharePoint で構築しているため、プラグインで導入できる点もとても安心できました。

また、当社はセキュリティ基準が高いことから、かなり細かいセキュリティレビューを3回ほど実施させていただきました。私はセキュリティ担当として、さまざまなサービスのセキュリティチェックを行ってきましので、WOVN さんが十分に信頼して使用できる水準だと判断することができました

なお、無料の機械翻訳サービスを選択しなかった理由は、英語でサイトを閲覧したい社員が能動的に動かなければならない点が、我々の考えるコンセプトとずれてしまうと考えたからです。運営側が英語対応されたイントラサイトを、当たり前に提供できる状態を構築したかったのです。

イントラサイトの英語対応で、海外拠点への情報連携がスムーズに

小荷田:
現在は WOVN.io を導入してイントラサイトの英語対応が完了し、徐々に海外拠点との接続を進めている状況です。

まだ100%ではありませんが、海外拠点への情報連携がスムーズになったと感じています。例えば、これまで海外拠点に出向している日本人社員が 日本語のイントラサイトを閲覧し、必要に応じて英語翻訳を行い、現地に共有をしていました。しかし、イントラサイトが英語対応されたことで、日本人社員の翻訳にかかる手間などを削減することができました。

市野:
運用としましては、まず WOVN.io で機械翻訳をかけた後に、最低限の翻訳チェックをした後、手動で英語公開を行っています。手動公開と言っても、ボタンひとつで、瞬時に機械翻訳がかかりますし、その後の公開作業も簡単に行うことができます。そのため、英語対応を行ったことで、日本語のみでイントラサイトを運用していた時と比べ、手間が増えたと感じることはありません。今後コンテンツを拡充し、我々も多言語運用に慣れてきたら、自動翻訳・自動公開の機能に徐々に切り替えていく予定です。

導入時の WOVN さんのサポートにも満足しています。導入チェックシートをご用意いただいたので、そのシートに従って準備を進めることができましたし、導入までのタスクが明確だったため、システムの操作が素人の私でも、簡単に対応することができました

また、どうしても自分だけで問題が解決できない場合は、WOVN さんに適宜相談し、ミーティングにて実際の画面を見ながらアドバイスをいただくなど、その場ですぐに問題を解消してくださったので、非常に助かりました。

実際に英語化した画面を見て、レイアウト崩れが生じている部分があった際にも、ライブエディター機能を使用すれば、修正したい部分だけをクリックして簡単な操作だけで翻訳修正できるため、大変使いやすいと感じています。 ほかにも、リンク置換機能の利便性や、用語集機能を活用することで単語や文章一つひとつが正しい翻訳になっているかを細かく確認する手間が必要なくなり、とても効率的に運用を行うことができています。

グローバルを意識したコンテンツづくりで、社内エンゲージメント向上に寄与できる多言語イントラサイトへ

小荷田:
まだまだ社内の環境整備としてやることはたくさんありますが、WOVN.io を導入したことで、グローバルの全社員に平等に情報を発信できる基盤が整いつつあります。今後は英語対応したイントラサイトを活用し、積極的な情報発信を行うことにより、イントラサイトを社内のエンゲージメント向上に寄与できる形にしていけたらいいなと思っています。

片野:
当社は20カ国以上に拠点を構えていますので、これだけ多くの拠点をグローバルに抱えているのであれば、情報を多言語化して社員一人ひとりが母国語で受け取れるような環境を構築することが非常に重要だと思っています。

これまでは日本国内に向けた情報発信をイメージしている部分が多かったのですが、英語対応が可能になったことにより発信対象範囲が大きく広がり、 発信方法やコンテンツのアイデアも変わってくると思います。そのような面でも各部署と連携を取りながら、より良いイントラサイトを作っていきたいですね。
(取材日:2024年10月)

■WOVN.io を導入いただいたサービス
● 三菱HCキャピタルのイントラサイト
元言語:日本語
対応言語:英語