導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

Web 社内報で月30件の記事を、翻訳工数をかけることなくスムーズに多言語化できるので、世界中の全社員に届けることができる

作成者: 大森|Jul 12, 2023 3:00:00 AM

化学品物流のグローバルリーディングカンパニーとして、計12か国に跨る拠点およびグループ会社と連携してグローバルに物流ネットワークを展開する NRS。
2022年10月にグローバルブランドを統一したタイミングで、世界中の社員をつなぐために Web 社内報を立ち上げられました。Web 社内報を WOVN.io によって多言語化し情報発信することで、“お互いを知る”ための情報共有の場をどのように構築し、グループの一体化推進にどのようにつなげようとしているのか、というお話をお伺いしました。

<目次>

Web 社内報は、国内外にいる社員同士が気軽に交流できる場所

福原:
今回 WOVN.io を導入した Web 社内報は、ひとことでいうと“社員同士のコミュニケーションの場”です。Web 社内報は、企業理念浸透のためや業務に関する連絡を行うためのツールですが、弊社は国内外に多くの拠点を構えていることもあり普段お互いの職場・顔が直接見えない分、“お互いを知る場所”と位置付けています。もちろん、業務を通じて他の拠点とやりとりを行うこともありますが、Web 社内報は、いろいろな拠点の社員が一同に介し和気あいあいとできる唯一の場所だと思います。

Web 社内報の立ち上げ以前は、「国内は国内、海外は海外」というように、それぞれが別々に各地域に向けて社内の取組みを発信していたため、グローバルに展開でき、かつフラットに全社員が交流できる場と呼べるものはありませんでした。過去に、頻度はそこまで多くはないですが、海外拠点に向けて日本での取組みを英訳し PDF で届けていたこともありましたが。


ダイバーシティ&インクルージョンを実現するためには、まず“お互いを知る”ことから

福原:
弊社は様々な事業を展開しながら、グローバル全体での「One NRS」を醸成していきたいと考えています。全世界にいるすべての社員が、文化・慣習・価値観・バックグランドは違いながらも、「ダイバーシティ&インクルージョン」を言葉だけでなく本当の意味でお互いに尊重し合える。私たち広報は、そんな職場環境を作り上げていく一翼を担っています。その第一歩として、まず“お互いを知る”ことから始めなければならないと考えました。

内田:
事業ラインが異なってしまうと隣の部署の人の名前すら知らない、どんな仕事をしているかわからない、というようにいわゆる横のつながりが薄いと感じることがありました。それを解消できるのがまさに Web 社内報です。同じ趣味をもつ方を見つけたり、他部署の業務を知るきっかけになったりと、部署や拠点を超えた社員同士の絆を深めていき、NRS でこれからも働き続けていきたいと感じてもらえるような居心地の良い会社にしていきたいですね。

福原:
Web 社内報では、社長メッセージや各部門のお知らせ、総務からの業務連絡、拠点紹介、社員紹介など幅広いコンテンツを掲載しています。特に人気のあるコンテンツは、「社員リレー」です。記事で紹介された社員が同じ部署以外の社員をリレー形式で紹介していくものですが、部署を超えた意外なところでの交友関係があったり、様々な地域から記事に対するコメントがあったりとすごく好評です。


Web 社内報をはじめるなら多言語化は必須。WOVN ならスピーディな導入で翻訳精度の高い多言語サイト構築が可能

福原:
2022年10月に社名を「NRS株式会社」(旧社名:株式会社日陸)へ変更し、グローバルブランド統一を図るタイミングで Web 社内報を立ち上げました。Web 社内報を立ち上げるのであれば、絶対に多言語化も同時に行うと決めていました。

多言語化にあたって一番大きな課題は「翻訳にかかるリソース不足」でした。もちろん英語や中国語ができる社員はいますが、本業が別にあるのに翻訳作業に多くの時間をとられるわけにはいきません。そういった中、現在では様々な機械翻訳もありますし、機械でできることは機械にお願いしようと、WOVN.io を導入しました。

WOVN.io 導入の検討段階で、実際にデモンストレーションを見てびっくりしました(笑)。たった1行のスクリプトを HTML に挿入するだけでスピーディに多言語化を実現できて、かつ翻訳精度も高い。まさに弊社が多言語対応において抱えていた課題をいっきに解消できるサービスだと思いました。


月30件の記事投稿では、翻訳の工数をかけることなくスピーディな多言語発信を実現

内田:
Web 社内報で NRS の歴史を紹介する連載記事があるのですが、多言語で発信できていることで、NRS のこれまでの歩みや成り立ちを海外拠点の現地社員にもきちんと知っていただけるようになりました。記事に対するポジティブなコメントも海外拠点からたくさん集まっています。
 

福原:
現在は私と内田の2人体制で Web 社内報を運営しています。公開前にざっと多言語記事に目を通してから社員へ公開する流れです。大体月に30件ほど記事投稿をしていますが、翻訳作業の負担は全くありません。過去に、不定期で海外拠点に英文 PDF を届けていた時に比べて言語数も情報発信量も増えましたが、翻訳作業は大幅に減り、それによりスピーディに発信できるようになりました。WOVN.io を導入していなかったら、他の業務に支障をきたすほど、つきっきりで1ヶ月翻訳作業をしていたと思います(笑)。

Web 社内報にゴールはないと思っています。先ほども申し上げたように、グローバル全体として掲げている「One NRS」を醸成していくために、これからも継続して多言語発信を行っていきたいです。


(取材日:2023年6月)


■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
NRS の全世界にいる社員が閲覧できる Web 社内報
(英語・簡体字に対応しています)