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翻訳対応にかかる社内リソースは 1/10 に。英語サイトは、海外における重要なマーケティングツール(大阪シーリング印刷株式会社) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Feb 22, 2024 3:00:00 AM

国内シール印刷業界トップシェアの総合パッケージメーカーとして、「貼る」「包む」「飾る」「魅せる」のすべてを提案・製造できる営業提案力と技術力を強みにシール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールなどを制作する大阪シーリング印刷。今回 WOVN.io を導入し、コーポレートサイトの英語対応を実施しました。導入後、翻訳対応にかかる社内リソースを大幅に削減しながら、サイトの網羅的な多言語対応とタイムリーな多言語発信を実現できたというお話をお伺いしました。

目次>
  1. コーポレートサイトは、企業情報を伝えるカタログとして活用
  2. 翻訳にかかる手間や長いプロセス、翻訳者ごとに生じる英訳のバラつきが課題
  3. 動的サイトへの豊富な導入実績や万全のサポート体制が WOVN.io 導入の決め手に
  4. 翻訳対応にかかる社内リソースは 1/10 に削減。自動翻訳と用語集機能の活用でスムーズな多言語サイト運用を実現

コーポレートサイトは、企業情報を伝えるカタログとして活用

当社の海外展開は現在、アメリカの西海岸を中心に英語圏での販路拡大を積極的に推進しています。基本的には海外拠点と現地企業間での取引になりますが、取引を進める中で日本本社がどういった活動をしているのかを気にされる企業様は多いですね。そういった際に、英語対応された日本のコーポレートサイトが、企業情報を伝えるカタログ代わりとして活用されています。海外における重要なマーケティングツールの一つですね。

ただこれまでは、英語対応に割く社内リソースが不足していたため、全部のページの翻訳はできておらず一部の大事なページに限定した英語対応となっていました。ですが、例えば製品ページなどの情報が網羅的に英語対応されていれば、潜在顧客へプラスαの情報を発信できますし、より確度の高い問い合わせを増やすことにも繋がりますので、サイト全体を網羅的に英語対応したいという思いはありました。

そんな折、コーポレートサイトのリニューアルと同時にサイトの英語対応を見直すこととなりました。その際、リソースだけでなく、コスト面での課題も出てきました。日本語と英語でサイトをそれぞれ構築すると、単純計算でコストは倍かかってしまいます。そこで、リソースとコストを大幅に削減しながら、サイトを網羅的にスピーディに英語対応できるサービスとして、今回 WOVN.io の導入に至りました。

翻訳にかかる手間や長いプロセス、翻訳者ごとに生じる英訳のバラつきが課題

以前の翻訳の流れですと、まず日本語ページの更新情報が確定したら、翻訳が必要な文章を抜き出し、エクセルに転記します。その後翻訳会社に英訳を依頼し、完成した原稿を英語サイトへ埋め込み、公開していました。

もう少し詳細に工程をお伝えしますと、エクセルへの転記後、翻訳会社に見積もりを依頼し、見積もり結果を元に社内で稟議を起票し、承認されてから翻訳会社へ改めて正式発注を行います。そこから 1週間後に翻訳原稿が出来上がります。出来上がった原稿は、英語に精通している社員が最終チェックし、原稿のサイト反映をエンジニアへ、レイアウト調整をデザイナーへそれぞれ依頼します。それから1ヶ月程度かけてやっと新規の英語ページが完成します。

このように、英語ページの完成までは外部とのやりとりも煩雑で手間もかかりますし、プロセスも長かったです。加えて、担当者が本務で忙しく、社内の翻訳チェックに時間がかかることもありましたので、タイムリーな英語発信は出来ていませんでした。

また原稿の翻訳内容にバラつきがあることも気になっていました。たとえ同じ翻訳会社に依頼をしても、イギリスやフィリピンなど、翻訳者の出身地によって異なるニュアンスで翻訳される場合がありました。先ほどもお伝えしたように、コーポレートサイトは企業の顔でもあり、マーケティングツールでもあります。発信する情報の正確性・信頼性を高めるためにも、業界特有の単語や表現に対して翻訳の統一性を求めていました。

動的サイトへの豊富な導入実績や万全のサポート体制が WOVN.io 導入の決め手に

WOVN さんは、展示会でお会いしてから、色々とお話をお伺いしました。導入実績を見た時に、 当社よりも更新頻度やページボリュームのある動的サイトにも導入されているケースが豊富にあったので、 これなら当社サイトでも問題なく使えるだろうという安心感を持てました。

万全なサポート体制も決め手の1つでした。実際の導入時も、事前にご説明いただいた通りといいますか、むしろそれ以上に手厚くサポートいただいたのでとてもありがたかったです。

あらかじめ固有名詞や業界特有の表現を用語集機能に登録したことで、自動翻訳がかかった後の翻訳結果も統一できています。当社の取り扱っている印刷関連機器の製品紹介ページでは、スペックなどの専門用語が頻出します。そういった際に用語集機能を活用することで、機械翻訳であっても翻訳精度の高い英語で情報を届けられるようになったことは大きなメリットだと感じています。

 

翻訳対応にかかる社内リソースは 1/10 に削減。自動翻訳と用語集機能の活用でスムーズな多言語サイト運用を実現

WOVN.io 導入後、翻訳対応にかかる社内リソースは 1/10 程度まで削減できました。また、社内リソースを削減しながら、コーポレートサイト全体の網羅的な英語対応も実現できました。

現在の運用は、日本語で記事を作成し、記事を WOVN.io に登録するだけです。あとは自動翻訳で記事が英語化されたらそのまま公開されるので、日本語とほぼ同タイミングでの英語発信が可能になりました。あとは、外国人社員から、細かな言い回しの修正提案をもらった際に、ライブエディター機能を使って実際の画面を見ながらスムーズに修正を行っています。

これまでの英語対応に比べますと、サイト運用がとても楽になったと感じています。効果は現場の運用がスムーズになっただけではありません。英語サイト構築の手軽さや運用の利便性を実感できたことで、社内から他サイトにも WOVN.io を導入したいという声が届いています。その結果、当社の持株会社である OSPホールディングスサイトでも WOVN.ioを導入することになりました。

WOVN.io は万全な海外 SEO 対策が可能で、海外の検索エンジンでもしっかりインデックスされますので、自然流入増加を見込めますし、認知度向上を図れる点も、当社の海外展開を後押ししてくれていると感じました。今後も WOVN.io で英語対応したコーポレートサイトをマーケティングツールとして活用しながら、海外での販路拡大を推進していきたいと思います。

(取材日:2023年12月)


■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
大阪シーリング印刷コーポレートサイト
URL:https://www.osp.co.jp 
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