導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

サイトへの海外からのアクセスは増加。言語の壁を超え、セブン‐イレブン・ジャパンの目指す姿を、すべてのステークホルダーへ伝えていく(株式会社セブン‐イレブン・ジャパン) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Sep 2, 2024 3:24:01 AM

創業以来、日本小売のパイオニアとして、業界の過去や常識にとらわれず、新しいことにチャレンジしつづけてきたセブン‐イレブン・ジャパン。今回 WOVN.io を導入し、公式ホームページ内のサステナビリティページを英語対応しました。多様化していくステークホルダーに会社の目指す姿を届けていくためには、英語サイト構築が必要だった、導入後、サイトへの海外からのアクセスは増加した、というお話をお伺いしました。

目次>
  1. サステナビリティ推進室の役割
  2. 日本人も外国人も関係なく、すべてのステークホルダーへ目指す姿を伝えるための英語化
  3. 開発不要・短期間で導入が実現できることが、社内における WOVN.io 導入検討の後押しに
  4. 海外からのアクセスは増加、ページ上の細かな翻訳修正にはライブエディター機能を活用

サステナビリティ推進室の役割

吉田:
当社は、2023年に創業50周年を迎え、次の50年に向けて目指す姿として豊かな社会・環境を未来世代へつないでいくために、「健康・地域・環境・人財」の4つのビジョンを掲げました。この4つのキーワードを軸に社内の各部署が日々業務を推進しています。

その中で私たちが所属するサステナビリティ推進室のミッションの一つは、「こんなキーワードで世の中が動きそう」「国の施策がこう変わっていきそう」「他社では新しい取り組みが始まっている」など、外部からインプットしたさまざまな情報を社内の適切な部署へ共有することです。各部署の業務を後押ししたり、時には伴走したりしながら、外部と社内をつなぐ役割をしています。

また、もう一つの役割として、思いや取り組みを、ステークホルダーの皆様に正しくお伝えすることがあります。サステナビリティの領域においては、“コミュニケーション”や“対話”が重要になります。当社は小売業ですので、商品やサービスを通じて当社の取り組みをお客様に知っていただき、参加していただくという循環がビジネスの特徴です。商品にラベルを貼ることも発信の一種ですが、まずはしっかり情報プラットホームとしてサステナビリティページを構築し、その中で継続的に情報を発信し続けていくことが大事だと考えています。

日本人も外国人も関係なく、すべてのステークホルダーへ目指す姿を伝えるための英語化

吉田:
今回、セブン‐イレブン・ジャパンとして、サステナビリティの Web サイト多言語対応に取り組んだ理由は、「多様化していくステークホルダーに、会社の目指す姿を届けるため」です。

昨年創業50周年を迎え、今後当社が何を目指していくべきかについて、多くの年月と社員を巻き込みながらたくさんの議論を重ねてきました。その結果、「明日の笑顔を共に創る」というキーワードを策定しました。

では、それは“誰の笑顔”のことでしょうか。答えは、弊社社員はもちろんのこと、パートナーである加盟店やお取引先、そしてお客様まで、あまねくいるステークホルダーの笑顔です。そして、それはもはや日本人だけではありません。すでに日本国内でも多くの外国人のお客様がセブン‐イレブン店舗を利用してくださっていますし、社内や店舗にも多くの外国籍従業員が在籍しています。お取引先の工場が海外にあるということもあります。このように、社内外問わず、どんどんとステークホルダーの多様化が進んでいく中、日本語以外の言語での情報発信を必要とされている方が多く存在していることを実感しました。

開発不要・短期間で導入が実現できることが、社内における WOVN.io 導入検討の後押しに

吉田:
それから Web サイト英語対応の検討がはじまりました。当初は英語サイトを一から作らなければと考えていました。ですが、今後日本語コンテンツを更新した際、それに追随した英語サイトの更新作業をすべて人力で行うとなると、単純に手間が2倍かかってしまいます。また、近い将来には言語の追加対応も必要と考えていますので、現状の情報更新頻度で継続的に人力の多言語対応を行うことは、コストやリソースを鑑みても難しいと思いました。

そんな折、こんなサービスがあるとの情報に触れ、調べてみますと、すでに豊富な導入実績がありましたし、何よりシステム開発をせずに英語サイトを構築できるサービスであることが一番の決め手となりましたね。開発不要・短期間で導入が可能な点は、社内における WOVN.io 導入の話を進める上でも後押しとなりました。

加えて、機械翻訳を活用したスピーディな英語対応が行えるところ、機械翻訳と人力翻訳を組み合わせて翻訳品質を高められるところも良かったです。単なる機械翻訳ではステークホルダーに誤った情報を発信する恐れがあります。企業として外部に発信する情報に慎重になる分、翻訳品質は重視しました。

海外からのアクセスは増加、ページ上の細かな翻訳修正にはライブエディター機能を活用

笹林:
WOVN.io 導入後、海外からのアクセスは増加しており、徐々にですが、幅広い方にご覧になっていただけるようになってきています。人力で英語対応していたら、日本語と英語での情報発信にタイムラグが発生していたと思いますので、想定していたよりも時間を短縮して日英サイト運用ができています。

日々の運用では、ライブエディター機能をよく使っています。サステナビリティページは、全体レイアウトの一部分のみを変更するというように細かな更新が多いので、実際に公開されているサステナビリティページを見ながら、翻訳修正作業ができる点はとても便利だと思います。他にも画像置換機能も活用して、日本語と英語で画像の出しわけを行っています。

導入時も、週一回の定例会を開催し、その中で迅速に不明点を解消いただけました。私はシステムに詳しいわけではなかったので、すごく丁寧に教えていただいてありがたかったです。運用開始後もしばしば問い合わせさせていただくのですが、タイムラグなくすぐにご回答いただけるので、助かっています。

吉田:
サステナビリティ分野はもともとヨーロッパからスタートした取り組みが多いですので、現在は英語対応のみにとどめていますが、もう少し多岐に渡る言語が必要になってくると想定しています。今後は言語の追加対応についても検討したいと思っています。

 (取材日:2024年3月)

 

■WOVN.io を導入いただいたサービス
公式ホームページ内サステナビリティページ:https://www.sej.co.jp/csr
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対応言語:英語