導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

多言語化で海外からの商品購入率大幅アップを実現(若林株式会社) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 大森|Jan 31, 2020 3:00:00 PM

『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、伝統的な素材や技法を積極的に用いながらも、現代のライフスタイルに寄り添うものづくりを展開し、最近では様々な分野の企業とのコラボレーションによって、日本のテキスタイルデザインの可能性を広げているSOU・SOU。今回、WOVN.io でサイトを多言語化したことにより、ネットショップを通した海外からの商品売上が20%を占めるまでに成長したというお話を伺いました。

幅広い世代の方に好まれる、モダンアレンジな商品展開

SOU・SOU の商品は、オリジナルのテキスタイルデザインを作ることからはじまります。季節感のある柄や日本の伝統的な意匠をポップに描き、配色も日本の伝統色を採用しているのが特徴です。このテキスタイルデザインを地下足袋や和装袋物などに用いて、他にはないスタイルを作り上げています。また、最近の傾向としては、異業種とのコラボ商品が増えてきていることが挙げられますね。

ちなみに今日私が着ているのは、「みたて衣」と呼ばれる着物に見立てたワンピースです。袖や襟に着物の形を活かしつつ、現代のライフスタイルやファッションに合うようにアレンジしています。今は「羽織風」というように、現代の服装を和装風にアレンジするものが増えてきていますが、SOU・SOU はその逆で、和装の形をベースに変えるべきところは現代風にアレンジし、ポップで着やすいスタイルを作っています。地下足袋も、作業靴として職人が履いていたものをベースに、ポップでかわいいテキスタイルデザインを用いることによって、若い世代のファッションアイテムとして取り入れてもらえるように進化させています。

ブログ*は毎日更新しています。”ブログも接客の一つ”というのが社長の考えでもありますので、とても重要視しています。ブログや商品の販売ページに登場するモデルは全てSOU・SOU のスタッフで、その撮影も自社スタッフが行っています。なので、ネットで商品をチェックした方が実際に店舗に足を運んでくださった時に、”ブログに載っていた方ですね!”というように会話のきっかけにもなりますし、お客様に安心感を与えることにも繋がっています。

*毎日更新!SOU・SOU ブログ「一語一絵」https://www.sousou.co.jp/ichigoichie

WOVN.io に出会ってなかったら、Web サイト多言語化は実現できませんでした

ネットショップは2003年にオープンしました。最初は日本語ページのみだったのですが、その当時からすでに海外からも商品に関する問い合わせはありましたね。その後、次第にネットショップでの売上が伸びてきて全体売上の約5%を占めてきた頃に、日本語の読み書きが得意でない方にも、より商品のことを伝えられるようにするため、サイトの多言語化を進めようとなりシステムを検討し始めました。

ただシステムを探し始めた当初は、そもそも翻訳エンジンの数も選べるほどではない状態でした。それに加え、既存のシステムを基にシステム構築不要で導入できるシステムを求めていたので、それを実現できるのは WOVN.io だけでした。コストを抑えることができたのも、決め手の一つとなりました。WOVN.io がなかったら・・・たぶん多言語化はできていなかったと思います(笑)。

独特の商品名も、用語集登録を活用することにより大幅な工数削減を実現

WOVN.io の導入は本当に1行のコードを挿入するだけで完了したので、とても簡単だったとシステム担当者から聞いています。私は導入後の運用を1人で行っているのですが、最初はどこから手をつけていいか分からない状態でしたので、WOVN さんに一から丁寧に教えていただけたことはすごく心強かったです。WOVN.ioに新しい機能が追加された際も、この機能は SOU・SOU さんに合っているのではないかとアドバイスをいただけるので、作業はどんどん効率化されています。

私は海外 SNS 全般、宣伝、広告会社との打合せまで海外展開に関わる業務を1人で担当しているので、機械翻訳と用語集登録、そして人力翻訳をお願いできているところはすごく助かっています。実際に自分で手動翻訳を行ったのは、Web ページ全体の10%くらいですね。最初に対応したのは、カート内のページです。もともと私が中国から日本に来ているので、日本語の読み書きが得意でない海外の方が Web サイトを見る時にどの部分が一番分かりやすくなっていて欲しいかを考え、決済が絡んでくるカート内ページから綺麗にしようと思いました。

SOU・SOU の商品名は造語であったり独特な表現のものが多かったりするんです。例えば、色一つをとっても”黒”と言わずに”濡羽色(ぬればいろ)”と表現します。そう言ったところは機械翻訳にかけるとどうしても誤訳が生じてしまいます。かなりの商品名がありますが、それも全て辞書登録をしているので大幅な翻訳工数の削減になりました。

多言語化後は、海外からの売上が全体の20%を占めるまでに

WOVN.io 導入後、ネットショップでの海外からの売上率は全体の約20%を占めるほどになりました。すごい伸び率で売上を伸ばしています。ブログを見て店舗に足を運んでくださる海外の方も増えましたので、店舗での売上でも30%程を占めるまでになりました。店舗毎に販売する商品が異なるので、店舗によっては45%が海外の方に購入されている店舗もありますよ。

Facebook ページでお勧めの商品を掲載する際も、海外の方にはどんな商品が好まれるだろうと考えて商品のピックアップをしています。クリックしてもらった後のリンク先ページは多言語化されたページがすぐに表示されるので、そのままスムーズに購入いただけるようになっているのも売上アップの一つの要因だと思いますね。

面白いのは、海外の方でも地域によって人気な商品が異なってくるんです。ヨーロッパの方には足袋が人気です。他にも、日本人の方は30代から40代の方の購入の割合が多いんですが、海外の方は20代前半から30代と比較的若い層の方に購入いただいています。

2020年は、中国語圏にフォーカスした海外戦略を打ち出していく

今後の目標は、海外からのネットショップの売上率を店舗と同程度の割合にしていくことを目指しています。その中でも、2020年は中国語圏にフォーカスして売上を伸ばしていくことも考えています。現在も中国語圏からのアクセスは全体の約15%あります。最近ですと、台湾の誠品書店さんとコラボをしたり、現地で展示販売をしたりもしました。台湾はバイク人口が多いので、台湾限定で販売したヘルメットの売れ行きはすごく好調でした。ヘルメットのように、SOU・SOU のテキスタイルで海外の現地の生活に合ったものを作れたらと思います。テキスタイルの越境をしたいです(笑)!WOVN さんにはぜひ海外 SEO の部分もアドバイス頂ければと思います。

ここ数年日本のものづくりが海外から注目を浴びるようになってきましたよね。SOU・SOU もメイドインジャパンにはすごくこだわりを持っていて、全ての工程を日本で行っています。大変な部分もありますが、その商品のこだわりや良さがネットショップやブログを通してより海外の方に伝わればいいなと思っています。

■WOVN.io を導入いただいた Web サイト

EC サイト
URL:https://www.sousou.co.jp
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