導入事例 | WOVN.io | Web サイト多言語化・翻訳対応ソリューション

海外からのアクセス数は2倍に!グローバルでの IRISO ブランド確立とデジタルマーケティング強化に向け、企業サイトを英語化。(イリソ電子工業株式会社) | 導入事例 | WOVN.io

作成者: 堀江 真里子|Aug 28, 2023 2:53:26 AM

世界各国に27拠点をもつグローバル総合コネクタメーカーイリソ電子工業。1966年の創業以来、幅広い領域のプロダクトを提供し、一貫してエレクトロニクス産業を支えています。

今回、Web サイトのリニューアルで新たに立ち上げたグローバルサイトに WOVN.io を導入いただきました。デジタルマーケティング課の横山様、村田様に、Web サイトリニューアルの背景や WOVN.io を選んだ理由、導入前後の変化などについて伺いました。

<目次>

 

 

顧客行動のデジタル化に合わせ、Web サイトの在り方を変える必要があった

横山:
当社は50年以上続くコネクタメーカーです。製造・販売の両面でグローバルに事業を展開しており売上の約80%が海外です。

社名の「イリソ」は、初めて受注をいただいたお客様が埼玉県の入曽村にあったことからきているのですが、創業以来、お客様を第一に製品を開発・提供しています。とにかくお客様との信頼関係を大切にしており、創業時から大事にしていることとして基本的には直販モデルで、営業が自らお客様の元へ足を運んでニーズに合った高品質な製品をご紹介するようにしています。

とはいえ、世界に800社以上あるコネクタメーカーの中から継続して当社を選んでいただくには新しいやり方も試していかなければなりません。Web サイトを元に情報収集を行うお客様が増えている中、“足で稼ぎ続ける”には限界があるからです。


村田:
コロナで一気に加速したデジタル化の流れもあり、既に取引のあるお客様であっても、当社の営業に相談することなく Web 上の情報で購買の判断を下されてしまう時代になっています。新規のお客様はなおさらですね。だからこそ、Web サイトの在り方を変える必要があると思っていました。


横山:
こうした背景からデジタルマーケティングの部署が設立され、その取り組みの一環として Web サイトのリニューアルを行いました。まずは「認知度の向上」「ブランディングの強化」が主な目的でした。既にお取引のあるお客様に対してはもちろん、新規の潜在顧客に対しても当社を知っていただき、「安心して取引できる企業だ」と思っていただけるサイトを目指しました。

横山:
当社は本当に品質にこだわりをもっているんです。今こうしてお話している会議室のすぐ向こう側にも実験室があるのですが、お客様に高品質なものを届けたい一心で開発を行っています。創業以来受け継がれる「ものづくりに対するこだわり」を表現することで、ブランド力を示していきたい思いがありましたね。

 

新たに構築した Web サイトを WOVN.io で英語化し、グローバルサイトへ

横山:
新しい Web サイトはひとまず日本語で構築したのですが、ゆくゆくはグローバルサイトとして活用していこうと思っていました。欧米やアジアなど幅広い地域で事業を展開しているので、それら地域のお客様に対して、本社発信の統一された IRISO ブランド を発信していきたかったんです。これは言い換えると「グローバル規模でのガバナンスを効かせたかった」ともいえますね。

実を言うと元々は、グローバルサイトがなかったために、海外拠点がそれぞれに Web サイトを構築・運用しているような状況でした。サイトが統一されていないだけでなく、どの拠点でどんな情報がどのように発信されているのか本社ではほとんど追えておらず。こうした状況を打破するために、本社で作った Web サイトを英語化し、グローバルサイトとして運用したかったんです。

村田:
リニューアル前の Web サイトでも一部の情報は英語にしていたのですが、発信量もスピードも日本語に比べて全くと言っていいほど追いついていませんでした。日々更新される日本語のコンテンツに合わせて、同じスピード感で翻訳・Web 公開を行うのは到底無理でしたね。

そこで WOVN.io の導入を検討し始めました。既存のサイトに後付けで導入できるので、新しい Web サイトが立ち上がったあとでも、タイミングとしては全く問題なかったです。

村田:
実は私、以前在籍していた会社で WOVN.io を使ったことがあったんです。なので、ソリューションの全体像はわかっていたのですが、営業担当のSさんから改めて話を聞いて驚きました。機能はもちろん、UI/UX なども数年間の間ですごく成長していると思ったからです。

そんな背景もあり私はWOVN に競合はいないと思っています。当社が求めていた「日本語と英語で格差なく、リアルタイムに情報を発信すること」「グローバル規模でのガバナンスを効かせること」の2つを実現できるソリューションで、かつ、製品としての成熟度もどんどん高まっている。もしも「多言語化業界」というものがあったとしたら、WOVN が圧倒的なリーディングカンパニーですね

 

WOVN.io の導入後、海外からのアクセスは2倍に、コンバージョンも増加

村田:
WOVN.io を導入してから半年と少しが経過したところですが、既に効果が出始めています。海外からのアクセス数は2倍に、そしてこれに比例してコンバージョンも増えました

リニューアルしてからは「コラム」や「開発秘話マンガ」などのコンテンツを増やして、SEO にも力を入れています。WOVN.io では、海外 SEO 対策として英語サイトを検索エンジンにインデックスさせられるので、評価できるポイントのひとつだと思っています。

WOVN.io なら海外 SEO 対策も可能(詳細はこちら

社内では2名体制で WOVN.io を利用しており、管理画面で機械翻訳結果やレイアウトのくずれを修正したり、「用語集」機能を使ったりしながら、一定の翻訳品質を担保しています。導入時も運用開始後の今も、何かあったらサポート担当のTさんにご対応いただいているのですが、困ったときにすぐに相談できるサポート体制が整っているのも WOVN の魅力ですね。 

 

グローバルサイトを、顧客・従業員・商社など全ステークホルダーが訪れるポータルサイトにしたい

横山:
当社にとっての潜在顧客が、コネクタ製品を探すときに第一に「イリソ」や「IRISO」と検索するかというと、まだまだそこまでの認知度は得られていないと思っています。だからこそ、そのような方々に刺さるキーワード・コンテンツを Web サイトの中にちりばめることで、まずは当社について知ってもらえるような導線を引いています。当初の目的であったガバナンス・ブランディングの強化を意識して、既に取引のあるお客様にとって有益な情報を提供しつつ、その先の新規顧客の獲得も目指したいです。

あとは、Web サイト自体を会社共通のツールとすることで、代理店・商社のが当社の従業員と同じ知識量で製品について語れるようにもしていきたいですね。

村田:
ゆくゆくはこのグローバルサイトを、世界中のお客様や従業員など、全てのステークホルダーが見にくるポータルのような存在にしていきたいです。Web サイト自体が、製品カタログであり、イントラサイトであり、顧客接点である。そんなサイトにしていけたらと思います。

今回 WOVN.io を導入いただいた Web サイト(https://www.irisoele.com/jp/


(取材日:2023年8月)


■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
URL:https://www.irisoele.com/jp/
言語:日本語 → 英語