ニセコ町は札幌市や新千歳空港から南西に2時間ほど行ったところにある町です。冬は北海道らしく雪が積もり、山岳に囲まれていることもあってウインタースポーツが、夏はラフティングなどのアクティビティができることで有名な場所です。この付近は外国人からも人気で、長期休暇で来る方も大勢おり、年間170万人の観光客がいらっしゃいます。北海道や日本は全体的に人口が減っていますが、ニセコ町はむしろ増加している珍しい地域です。
前回の作成から時間が経っていましたので、ちょうどホームページをリニューアルしようとしていたところだったんです。それで一緒に多言語化にも対応しよう、ということとなりました。
と言うのも先ほど申し上げたとおりニセコ町には外国人観光客も多いのですが、実は住民として暮らしたり働いたりしている方も相当数いらっしゃるのです。ニセコ町の住民が約5,000人で、うち1割ほどが外国人。結構な割合ですよね。なので役場には毎日外国人の方がいらっしゃいますし、対応するスタッフもアメリカ人、アイルランド人、ドイツ人、中国人が国際交流員として活躍しています。
このように多くの外国人の方がいる町なので、役場としては町の情報を日本語だけでなく外国語でも出す必要があります。特に災害情報などは重要です。今でも一部の情報は英語と中国語にしていたのですが、十分ではありませんでした。そこで多言語化の方法を検討していたのです。
もちろんそうなのですが、そもそもこの時代にホームページが多言語化していないというのは、かなり恥ずかしいことだと認識しています。これだけインバウンドだ、観光だと言って誘致もしているのに、ホームページに日本語しかなかったら「本気じゃないのかな」って思っちゃいますよね。
Google の自動翻訳機能を導入するくらいじゃなくて、しっかりとしたシステムを使って、多言語で情報を発信する必要がすべての自治体にあると思っています。また、Google 翻訳では、海外サイトの検索にあがらず、WOVN.io であればよりアクセス数が向上するといった点も、導入する大きな契機となりました。
実はわたしは北海道銀行からの出向でニセコ町に来ています。銀行時代にインバウンド周辺の支援ができないかと思い、観光産業推進室を立ち上げました。そのときに関わっていのが北海道銀行とふくおかフィナンシャルグループが主催して、WOVN.io が優秀賞を受賞した「X-Tech Innovation」や、「Inbound Products2017」という商談会です。こちらで WOVN.io に出会い、その存在を知りました。
多言語化のソリューションを手がけている会社は、たくさんあると思います。実際われわれもホームページを改修する際に、WOVN.io を含めて何社か検討しました。役場で相談して、WOVN.io が使いやすそうだね、ということで導入を決定したんです。
WOVN.io 導入前は、パッチワーク的にその都度情報を多言語化するかしないかを決めていたのです。しかし WOVN.io なら、いったんすべてのコンテンツを自動翻訳してしまって、重要度の高いところからスタッフがチェックする、といったフローが可能になります。
スタッフからも便利になったとの声が出ていますし、あとプロ翻訳があるのは助かりますね。機械翻訳だとどうしたって100%の精度とはいきませんが、とはいえどうしても間違えられない文章というのは存在します。それを WOVN.io 内から簡単に依頼できるのは手間が省けていいですね。
まだまだ色んな機能がありますし、WOVN.io はサポートも日中英の3カ国語で対応しています。ぜひお気軽にご相談ください。ニセコ町の魅力を内外に伝えられるように、 WOVN.io も尽力します!
■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
ニセコ町 公式ホームページ
URL:https://www.town.niseko.lg.jp
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