更新日:

町民の1割が外国人!観光客も人口も増加しているニセコ町では、翻訳手段も選べる WOVN.io が便利だった

kv_北海道ニセコ町

課題

  • インバウンド観光客も住民も多いニセコ町だが、多言語化はその都度の対応になっていた

  • 外国人移住者が急増しており、住民向けの情報もタイムリーに提供する必要があった

解決策

  • WOVN.io を使用することで、不要な部分を除きほとんどのページをタイムリーに多言語化

  • 間違えられない翻訳は「プロ翻訳」も利用

結果

  • 日本語で情報を出してからの外国語にするまでのタイムラグが減少

  • 自動翻訳と人力翻訳を組み合わせて、多言語化のスピードと質の両方を担保

「多言語化しないのは恥ずかしい」観光客にも住民にもニセコ町の情報を届ける

まずはニセコ町について教えてください

ニセコ町は札幌市や新千歳空港から南西に2時間ほど行ったところにある町です。冬は北海道らしく雪が積もり、山岳に囲まれていることもあってウインタースポーツが、夏はラフティングなどのアクティビティができることで有名な場所です。この付近は外国人からも人気で、長期休暇で来る方も大勢おり、年間170万人の観光客がいらっしゃいます。北海道や日本は全体的に人口が減っていますが、ニセコ町はむしろ増加している珍しい地域です。

niseko_雪にせこニセコの雪山(ニセコ町提供)

2018年のニセコ町のホームページをリニューアルしたさい、あわせて WOVN.io を導入していただきました。まずは多言語化が必要だった背景を教えてください。

前回の作成から時間が経っていましたので、ちょうどホームページをリニューアルしようとしていたところだったんです。それで一緒に多言語化にも対応しよう、ということとなりました。

と言うのも先ほど申し上げたとおりニセコ町には外国人観光客も多いのですが、実は住民として暮らしたり働いたりしている方も相当数いらっしゃるのです。ニセコ町の住民が約5,000人で、うち1割ほどが外国人。結構な割合ですよね。なので役場には毎日外国人の方がいらっしゃいますし、対応するスタッフもアメリカ人、アイルランド人、ドイツ人、中国人が国際交流員として活躍しています。

このように多くの外国人の方がいる町なので、役場としては町の情報を日本語だけでなく外国語でも出す必要があります。特に災害情報などは重要です。今でも一部の情報は英語と中国語にしていたのですが、十分ではありませんでした。そこで多言語化の方法を検討していたのです。

niseko_ニセコHP日本語ニセコ町のホームページ。右下のWOVN.io言語切替バーから選択可能

外国人観光客も住民も多いから多言語化が必要だったのですね。

もちろんそうなのですが、そもそもこの時代にホームページが多言語化していないというのは、かなり恥ずかしいことだと認識しています。これだけインバウンドだ、観光だと言って誘致もしているのに、ホームページに日本語しかなかったら「本気じゃないのかな」って思っちゃいますよね。

Google の自動翻訳機能を導入するくらいじゃなくて、しっかりとしたシステムを使って、多言語で情報を発信する必要がすべての自治体にあると思っています。また、Google 翻訳では、海外サイトの検索にあがらず、WOVN.io であればよりアクセス数が向上するといった点も、導入する大きな契機となりました。

自動翻訳とプロ翻訳を組み合わせ。優先度を考えて多言語化していく

WOVN.io を知ったきっかけを教えてください

実はわたしは北海道銀行からの出向でニセコ町に来ています。銀行時代にインバウンド周辺の支援ができないかと思い、観光産業推進室を立ち上げました。そのときに関わっていのが北海道銀行とふくおかフィナンシャルグループが主催して、WOVN.io が優秀賞を受賞した「X-Tech Innovation」や、「Inbound Products2017」という商談会です。こちらで WOVN.io に出会い、その存在を知りました。

niseko_表彰Wovn Technologies CEO の林が X-Tech Innovation に登壇。優秀賞をいただきました!

WOVN.io を選んでいただいた決め手はなんだったでしょうか

多言語化のソリューションを手がけている会社は、たくさんあると思います。実際われわれもホームページを改修する際に、WOVN.io を含めて何社か検討しました。役場で相談して、WOVN.io が使いやすそうだね、ということで導入を決定したんです。

niseko_ラフティング(ニセコ町提供)

WOVN.io 導入前は、パッチワーク的にその都度情報を多言語化するかしないかを決めていたのです。しかし WOVN.io なら、いったんすべてのコンテンツを自動翻訳してしまって、重要度の高いところからスタッフがチェックする、といったフローが可能になります。

スタッフからも便利になったとの声が出ていますし、あとプロ翻訳があるのは助かりますね。機械翻訳だとどうしたって100%の精度とはいきませんが、とはいえどうしても間違えられない文章というのは存在します。それを WOVN.io 内から簡単に依頼できるのは手間が省けていいですね。

まだまだ色んな機能がありますし、WOVN.io はサポートも日中英の3カ国語で対応しています。ぜひお気軽にご相談ください。ニセコ町の魅力を内外に伝えられるように、 WOVN.io も尽力します!

■WOVN.io を導入いただいた Web サイト

ニセコ町 公式ホームページ
URL:https://www.town.niseko.lg.jp
※外部サイト へ移動します

niseko_ニセコHP

 

北海道ニセコ町

https://www.town.niseko.lg.jp

国:日本

業種:自治体

企業規模:〜300名

北海道の南西に位置する住民5000人の町。ウインタースポーツや、夏のアクティビティを体験しに、観光客が国内外から集うことで有名。

profile_niseko_sakaguti

坂口 秀之さん

北海道ニセコ町企画環境課

㈱北海道銀行よりニセコ町役場へ出向中。2007年に中国北京市に駐在したことを皮切りに、食の輸出支援やインバウンドといった分野に関与。2017年には国内銀行としては初となる「インバウンド・プロダクツ」を開催。趣味は海外旅行で44カ国150都市を訪問。

導入事例集をダウンロード
導入事例一覧