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外国人ゲストのアプリ利用率は大幅に増加。WOVN.app でアプリを多言語対応し、“外国人ゲストの体験価値向上”と“ペーパーレス化推進”を同時に実現
課題
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多言語対応にかかるコストやリソースが逼迫していた
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園内の基本情報のみ多言語対応していたため、シーズンイベント情報を外国人ゲストに発信できていなかった
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増加する外国人ゲストの体験向上を図りたかった
解決策
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公式 Web サイトとアプリの翻訳を一元管理できる WOVN.app を導入
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日本語で情報を更新するだけで、リソースをかけずにスピーディに多言語に翻訳できる WOVN.app を導入
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プッシュ通知の多言語対応までまとめて実現
効果
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外国人ゲストのアプリ利用率は大幅に増加
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コストやリソース、紙消費の大幅削減も実現
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アプリを多言語で閲覧できることで、外国人ゲストから喜びの声も
日本最大規模のテーマパークを運営するハウステンボス。すでに公式ホームページでも WOVN.io をご活用いただく中、今回公式アプリの多言語対応を行うべく WOVN.app を導入いただきました。導入後、外国人ゲストのアプリ利用率が大幅に増加したというお話をお伺いしました。
<目次>- アプリ多言語対応は、“外国人ゲストの体験価値向上”と“ペーパーレス化を推進”するため
- 外国人ゲストは、シーズンイベント情報を知ることができない状況だった
- 公式 Web サイトとアプリで翻訳を一元管理できる WOVN を活用
- 外国人ゲストのアプリ利用率は大幅に増加、コストやリソース、紙消費の大幅削減も実現
- One ID 化を検討し、ゲストのさらなる体験価値向上を目指す
アプリ多言語対応は、“外国人ゲストの体験価値向上”と“ペーパーレス化を推進”するため
ハウステンボス公式アプリは、場内マップやガイドなどの基本的な情報はもちろん、アトラクションの待ち時間表示やレストランの整理券発行を行うことができます。またルート案内機能は、目的の施設までの最短ルートをご案内しています。お気に入りの施設を登録して後から見返すことができる機能もあります。
今回、ハウステンボス公式アプリの多言語対応を行うにあたり、2つの大きな目的がありました。
一つ目は、「外国人ゲストの体験価値向上」です。アフターコロナ以降、外国人ゲストの来場が増加しております。すでにハウステンボス公式アプリは日本語での提供を開始していましたが、増加する外国人ゲストの更なる体験価値向上を図りたかったためです。
二つ目は、「ペーパーレス化の推進」です。元々は多言語対応した場内マップを紙で提供していましたが、情報更新のたびに余った紙マップを破棄しなければならないため、紙消費を削減したいと考えていました。
場内での表記は日本語と英語を主に行なっていますが、そんな中、現在はアジア圏を中心に来園されるインバウンドの方が増加してきています。場内で多言語対応が難しい分、公式 Web サイトやアプリでは多言語対応していかないといけないと思っていました。
外国人ゲストは、シーズンイベント情報を知ることができない状況だった
多言語対応については、紙マップを提供していた当時から課題がありました。誰がどうやって翻訳するのかをずっと悩んでいましたね。やはりすべて人力で翻訳するとコストやリソースが大幅にかかってしまいますし、当時翻訳チェックを行う国際営業課も、他の業務を行う側で翻訳業務を継続的に行うことが難しい状況でした。 ですので、人的リソースをかけずに、多言語に翻訳できる方法をずっと考えていました。
また、日本語版の紙マップは、シーズン情報を掲載していますので、大体2カ月単位で情報をアップデートしていましたが、多言語版の紙マップに関しては、シーズン情報をあえて載せず、普遍的な情報のみを掲載していました。ですので、インバウンドの方はシーズン情報を知ることができないという状況でした。
そこで、リソースをかけずスピーディにアプリの多言語対応を実現できるソリューションとして WOVN.app を導入しました。
公式 Web サイトとアプリで翻訳を一元管理できる WOVN を活用
ハウステンボスの公式ホームページでは WOVN.io をすでに導入しており、WOVN さんの多言語対応には安心感がありましたので、特に比較検討などは行わず WOVN.app をすぐに決定しました。やはり、公式 Web サイトと公式アプリの翻訳を一元管理できる点が WOVN.app 導入の一番の決め手となりましたね。ハウステンボスならではの言葉や表現、施設名などは、機械翻訳だけでは多言語対応において誤訳が生じてしまう場合があります。その点、WOVN を活用してハウステンボス独自の用語集を作成すれば、公式 Web サイトにも公式アプリにも簡単に転用ができる点が非常に良かったです。翻訳の二重管理の手間がないのがとても楽ですね。WOVN.io で多言語対応された公式 Web サイトの情報も、WebView としてアプリにそのまま転用できる部分もありがたいです。
また、外国人ゲストの集客や体験価値向上という点において、アプリのプッシュ通知も多言語対応することが求められます。WOVN.app ではプッシュ通知までまとめて多言語対応をスピーディに行うことができるので、後々の集客拡大にもつながってくると思っています。
導入もスムーズだったと聞いています。要所要所で導入がうまくいかないポイントはありましたが、WOVN のサポートチームの方が我々のシステム担当とスピーディにやり取りしていただいてありがたかったです。
外国人ゲストのアプリ利用率は大幅に増加、コストやリソース、紙消費の大幅削減も実現
ハウステンボス公式アプリの多言語対応前後において、外国人の利用率を比較してみたところ、外国人の公式アプリ利用率は大幅に増加しました。
私自身も業務の中でゲスト調査の一環としてビジターゲートに立つことがあります。その際に外国人ゲストと話す機会がありました。やはり日本のアプリが多言語対応されていて、自分の馴染みのある言語で閲覧できるということにすごく喜ばれている方が多くいらっしゃったことが印象に残っています。
多言語アプリを実際に運用している担当者にヒアリングをしてみましたが、多言語対応したからといって特に工数が増えることもなく、スムーズに運営できているとのことでした。現在の運用は、日本語で情報を更新するだけで、多言語対応についてはほぼ手放しという状況です。
紙マップを多言語対応していた頃と比べましても、コストやリソース、紙消費を大幅に削減することができました。WOVN.app を導入したことで、我々が目指していた、“外国人ゲストの体験価値向上”と“ペーパーレス化”を同時に実現することができました。
One ID 化を検討し、ゲストのさらなる体験価値向上を目指す
今後は、One ID 化を検討しています。現在ハウステンボスに来られる方は、チケット購入やホテル予約をそれぞれ別のシステムから行なっています。それぞれでアカウントを作らないと、購入や予約が行えない状況です。そういった手間を One ID 化でなくし、 1つのアカウント上で予約・購入・チケット表示などの体験をしていただける環境づくりを進めようとしています。
データが集約できるようになると、外国人ゲストの情報も蓄積できるようになります。そこから外国人ゲストの顧客分析も進めていき、さらなる体験価値向上に繋げていければと思います。
(取材日:2024年11月)
■WOVN.app を導入いただいたサービス
ハウステンボス公式アプリ:iOS / Android
● 元言語:日本語
● 対応言語:英語、韓国語、タイ語、繁体字、簡体字
ハウステンボス株式会社
https://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/company/
国:日本
企業規模:1,001〜5,000名
「憧れの異世界。」をブランドコンセプトに掲げる152万㎡もの広域なテーマリゾート。ヨーロッパの街並みを再現した園内には四季の花々が色を添え、夜には圧巻のイルミネーションがインターナショナルイルミネーションアワードで世界一の称号を得るほどに進化を続けている。
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