訪日・インバウンド市場
1 インバウンド市況
水際対策の緩和以降、訪日外国人旅行客が増え続けています。世界経済フォーラムによる観光産業の調査レポートでは、日本が初めて1位になりました。2023年のインバウンド市場は、コロナ前の水準に戻り、訪日消費額は約5.3兆円と、初めて5兆円を超える消費額となりました。
インバウンドの復調は、旅行業界のみならず、あらゆるコンシューマービジネスに影響を与えます。
航空・鉄道・観光・宿泊・飲食・物品購入などをはじめ、地域や企業における情報発信などあらゆることが相互に関係します。
インバウンドの消費市場において、取り残されることがないように、外国人観光客に認知・認識してもらうような情報発信が重要になってきます。
2 コロナ前後での変化
経済的観点では、4,000万人誘致の目標から5兆円市場という質への転換、都心での爆買い消費から体験・投資に移り変わり、また、一部地域に偏りある訪日客から、世界中の観光客による訪日観光へと拡がりました。
3 “プレ旅マエ”からの対策
インバウンド旅行客は、“プレ旅マエ”から情報収集を始めています。施設紹介・予約サイトや、旅ナカ旅アトまでを見据えた EC を多言語で用意するなど、多方面での情報発信が重要となります。
出典 訪日ラボが発表しているプレ旅マエ〜旅アトのフレームワークを活用して WOVN にて作成
4 訪日観光客の行動
1. 旅マエ ( 旅行1~3カ月前 )
旅行の目的に応じた国や地域を選定した後に、観光地の特色や文化、ホテル、食事、アクティビティ、交通機関などについて調査します。
その際に Web サイトや SNS を活用して情報を得ることが多く、海外向けの情報発信は重要です。
旅行者はインターネットでの情報収集がメインなので、企業自身の発信による情報源に、母国語でアクセスできることが認知獲得と信頼感向上に繋がり、旅行の行程を決める際に候補に上がりやすくなります。
2. 旅ナカ ( 旅行中 )
旅行中の訪日外国人は、新しい経験と文化に触れることに期待しています。彼らは観光地を訪れ、地元の食事を楽しみ、ショッピングをしつつ、日本独特の文化・習慣や風景をもとにした体験を求めます。
コロナ前の訪日観光客は都心での爆買いがメインでしたが、2023年以降の訪日観光客は購買にプラスして、現地でしか体験出来ないアクティビティにも重きを置いています。それゆえ、ただ英語に翻訳しているではなく「日本独自の文化を保ったまま母国語でも理解できる」翻訳である必要があります。
3. 旅アト ( 旅行後 )
旅行後の訪日外国人は、旅行の経験を振り返り、写真を整理し、旅行の思い出を共有します。特に、SNS を通じて自分の体験を共有することが多く、良い体験は周りの友人にシェアします。それらが更に強い口コミ (UGC) となって訪日観光客の増加に寄与します。
また、素晴らしい製品に触れた訪日外国人は、自国に帰ってからもリピーターとして EC サイトで再度商品を購入し、旅行後もロイヤリティの高い顧客として経済効果を発揮します。
5 インバウンド施策の事例
阪急阪神ホールディングス株式会社
アフターコロナを見据え 、沿線訪問意欲のさらなる向上を図る
- アフターコロナに関西三都を回遊してもらえるよう認知度向上にむけて6言語対応
- 海外 SEO対策を考慮でき、タイムリーな情報発信を WOVN だから実現可能に
- 翻訳リソース・コストを抑えて全言語同じ情報を発信することができた
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京浜急行電鉄株式会社
インバウンド旅行者でもリアルタイムに運行情報を取得可能に
- 計画運休が増える中インバウンド旅行者は情報を把握できず駅で困る事態もあった
- WOVN で、ダイヤ乱れ・運転再開見込みなど運行情報をリアルタイムに多言語化
- 運行情報を加味した経路検索など、4言語で多言語化
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株式会社トリドールホールディングス
新商品やこだわりをスピーディーに多言語化
- トリドールHD の DX 推進における Web 多言語化プラットフォームとして採択
- WOVN であれば、多言語 Web サイトをスピーディー・ローコードで構築可能
- 丸亀製麺公式サイトでは、世界中のお客さまにブランドのアイデンティティを伝えると同時に、丸亀製麺の世界中の店舗従業員にも深く理解してもらう
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エイベックス・エンタテインメント株式会社
ライブ興行の回復にあわせ、在留外国人や訪日外国人にも安心・安全を届ける
- ペーパレス・非接触でライブ会場に入場可能な仕組みでリセール対応も可能なチケットアプリ、「AnyPASS」「AnyPASS STORE」
- 大規模アクセスにも対応可能で、翻訳運用リソースを低減する WOVN.app で英語化
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アース製薬株式会社
多言語化されたページが検索エンジンにヒットするように多言語 SEO 対応
- 翻訳運用工数や、多言語での情報発信の網羅性に課題を抱えていた
- インバウンド需要への対応、ブランド強化にむけて WOVN を採択
- WOVN であれば、多言語化したコンテンツを、タイムリーで網羅的な情報発信とともに、検索エンジンに index 可能
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6 多言語化がカギになる
WOVN は、大手企業をはじめ18,000以上のサービスへ導入されています。既存の Web サイトに後付けすることができ、多言語サイトの開発や運用にかかるコストの圧縮・人的リソースの削減・導入期間の短縮、を実現します。
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