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多言語での情報発信量は40倍以上、サイト滞在時間は3倍に。多言語サイトの活用を進め、海外からのさらなる CVR 増加を目指す

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課題

  • 日本語サイトに比べ、英語サイトで発信している情報量が少なく、海外のお客様に JRC に対する正しい認識を伝えることができていなかった

  • 多言語で発信する情報量の増加やスピード向上の要望が社内からあがっていた

  • すべて人力による翻訳対応であったため、作業負荷やコスト負担が多くかかっていた

解決策

  • リソースをかけずにスピーディに、多言語で情報発信を行うことのできる WOVN.io を導入

  • 言語追加対応や対応言語の変更を容易に行える WOVN.io を導入

効果

  • 多言語サイトの滞在時間は3倍に、直帰率も大幅改善

  • 多言語で発信できる情報量は40倍以上に増加

  • 海外企業からの問い合わせ増加に寄与

国内ではベルトコンベヤ部品でトップシェアを誇り、ASEAN 地域を中心にグローバルに製品を展開している JRC。日本語サイトに比べて、英語サイトでは情報量が少なく、海外のお客様に正しく情報を伝えることに苦労されていたそうです。そこで WOVN.io を導入し、リソースをかけることなく製品サイトの多言語対応を実施されました。導入後、海外に発信できる情報量は数十倍に増加、サイト滞在時間も大幅に改善されたというお話を、導入前の課題とともにお伺いしました。

目次>
  1. 英語サイトでは情報量が少なかったため、海外のお客様に正しい認識を伝えることができていなかった
  2. 更新頻度が高くなくとも、翻訳の作業負担が多く、従来のやり方ではスピードを改善することが難しかった
  3. スピーディな多言語対応、言語追加・変更対応も簡単に行える WOVN.io を採択
  4. WOVN.io 導入後、サイト滞在時間は3倍に大幅改善、多言語での情報発信量は40倍以上に

 

 

英語サイトでは情報量が少なかったため、海外のお客様に正しい認識を伝えることができていなかった

当社では、製品の海外進出に伴い、日本語版のサイトから情報を一部抜粋した形で英語サイトを構築していました。

ただ、弊社の製品は全体で300ほどある中で、英語サイトでは海外で販売する製品に絞った数十のみを掲載していたため内容も薄く、海外営業の担当からは「海外のお客様に、製品数の少ない会社で、競合に勝てる部分を訴求できない、いろいろな製品を作る力があるという会社の製品力・技術力を訴求しきれない」と意見をもらうこともありました。

やはり、すでに海外展開が広く進んでいる企業や現地に根付いたローカル企業では、Web サイト上で発信している情報量や製品数も多く、それらと比べてしまうと、当社の既存の英語サイトに物足りなさを感じられていたようです。ですので、日本語版と同様の製品情報すべてを海外のお客様に伝えられるようにしたいという思いがありました。

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更新頻度が高くなくとも、翻訳の作業負担が多く、従来のやり方ではスピードを改善することが難しかった

多言語サイトでの情報発信や運用の見直しにあたり、まずは新しく多言語で発信する情報を増やすことよりも、すでにある情報をしっかりと多言語で発信できる環境を構築し、日本語版のサイトと足並みを揃えることを目標としました。

というのも、これまでの英語サイトでは情報の更新頻度がそこまで高くないものの、すべて人力による翻訳対応だったため、作業負担がとても多くかかっている状況でした。

また海外現地で使う営業資料は、社内で各言語に詳しいメンバーが都度翻訳対応を行っていました。
ですが、そのメンバーも自身のメインの業務を行う傍らでの翻訳対応でしたので、翻訳対応に時間がかかり、結果として日本語版の営業資料と情報差異やタイムラグが生じていました。
海外営業担当からは、もっと早く Web サイトの情報の多言語版を作成してほしいと要望は受けていましたが、従来のやり方ではスピードを改善することは難しかったです。

スピーディな多言語対応、言語追加・変更対応も簡単に行える WOVN.io を採択

日本語サイトを簡単・スピーディに多言語化できる方法やソリューションを探している中で、 WOVN.io を見つけました。自動翻訳を活用し、リソースをかけず日本語の情報を瞬時に多言語対応できる点は、すごく魅力的でした。

加えて大きな決め手となったのは、多言語対応のしやすさや考え方の部分ですね。元々当社では、グローバルに向けた情報発信は英語に対応すれば十分ではないか、という認識がありました。
ですが、WOVN さんとお話する中で、ASEAN の各地域の言葉に対応することで、現地のお客様により訴えかけることができるようになるとアドバイスをいただき、4言語対応することを決めました。

また導入当初はベトナム語に対応していましたが、中南米からのアクセスの方が増えていることもあり、現在はベトナム語からスペイン語へ対応言語の変更を行いました。言語の変更対応も、ワンクリックで翻訳がされますので、かなり楽に対応できてよかったなと思っています。スペイン語に関しては、私は全くわかりませんので、製品名をあらかじめ用語集に登録し、あとは自動翻訳にお任せという形で大変便利に使わせていただいています。

あとは、ブラウザの言語設定によって自動で言語が切り替えられる点もすごく気に入っています。Google翻訳では、ユーザー側が言語の切り替えを行わなければなりませんので、ユーザーフレンドリーな機能だなと感じました。

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WOVN.io 導入後、サイト滞在時間は3倍に大幅改善、多言語での情報発信量は40倍以上に

WOVN.io 導入前は、サイトの滞在時間が非常に短かったのですが、現在は大幅に改善され、3倍になりました。直帰率についても同様に改善が見られています。弊社が上場したタイミングと同時期の多言語対応となったので一概には言えないのですが、多言語対応後に問い合わせがとても増加しました。

Web サイトの情報量の面では、英語だけでも10倍以上に増えていますので、対応言語数分で考えますと、40倍ほど増加しました。これだけ大幅に情報量は増えましたが、翻訳作業は軽減されています。海外営業担当も、商談の中で WOVN.io で多言語対応された製品サイトをカタログのように使っているとのことですので、しっかりと社内でも多言語サイト活用が進んでいるんだなと実感しています。

WOVN.io での多言語サイト運用は、私がメインで行っていますが、今後は社内にいる各言語を得意とするメンバーが、ライブエディター機能などを使って、気になった時にすぐに・直接翻訳修正を行えるような運用体制にするなど、WOVN.io をさらに活用できるようにしていきたいと思います。

また言語数についても現在は4言語対応ですが、まずは当社のメインターゲットである ASEAN 地域の言語を今後さらに増やし、ゆくゆくは全世界の言語とローカライズ対応を進めていきたいと考えています。そうやって多言語サイトの活用を進め、海外からのさらなる CVR 増加を目指していきたいと思います。


(取材日:2024年12月)

 

■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
JRC 製品サイト:https://www.jrcnet.co.jp/products/
元言語:日本語
対応言語:英語、インドネシア語、タイ語、スペイン語

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casestudy-logo-JRC

株式会社JRC
https://www.jrcnet.co.jp/

国:日本

企業規模:301〜1,000名

コンベヤ部品の設計・製造・販売と、課題解決型の運用改善・メンテナンスを行う「ベルトコンベヤ事業」や、自社での産業用ロボット活用経験に基づき自動設備などを設計・製造・販売する「ロボットSI事業」を手掛けている。国内におけるベルトコンベヤ部品は50%を超えトップシェアを誇っている。


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藤本 真輔 さん

部署:経営企画室 戦略・マーケティング課
趣味:スポーツ観戦(野球・格闘技)

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