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公開日:

世界中に安全な水を届けるために。 HP 英語化で、高い技術力と信頼性を海外の自治体やパートナー、投資家へ届ける

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課題

  • 海外の自治体やパートナー、投資家などに向けて、英語で情報発信したい

  • 従来の多言語サイト運用で発生していたタイムラグや情報量の格差をなくしたい

解決策

  • WOVN.io を導入することで、既存のコーポレートサイトを活用し、システム開発不要で英語サイトを構築

  • 日本語と同等の情報をリアルタイムに英語で発信

結果

  • 画面をみながら翻訳修正できる「ライブエディター」で、HTML 編集が不要になり運用工数を削減

「水と環境」のコンサルタントで、上下水道を中心とした水インフラ整備の調査・設計から維持管理まですべての工程を一貫して担う NJS。1951年の創設以来、世界中の人々が安全な水を利用できるよう、高い技術で社会を支えています。

今回、海外のお客様や投資家へ向けて情報発信することを目的に、NJS のコーポレートサイトに WOVN.io を導入いただきました。執行役員で企画広報室 室長の坂井様と同室の山口様に、導入の背景や WOVN.io を選んだ決め手などを伺いました。

<目次>

 

調査・設計から運用まで。海外でも多数の案件を手がける NJS

坂井:
当社は1951年に創設された「水と環境」のコンサルティング会社です。戦後まもない頃から70年以上にわたり、上下水道の整備をはじめ、これらを支える技術の追究と人材育成を行ってきました。

上下水道は、ほとんどの場合、自治体が主体となって整備します。当社は「水と環境」のプロフェッショナルとして、これを支援する形で案件に参画し、調査・設計から運用までを担います。初期フェーズでは事業計画の策定を行うのですが、地域の将来的な人口予測を踏まえ、どれだけの水量・用地が必要か、効率的に給水するためにはどのように管路をひくべきか、などをコンサルティングしています。

案件の多くが下水道関連なのですが、日本における下水道の普及率が80%を超えている今、国内での新規建設の機会は減っています。ですので最近では、その運営・維持管理へシフトしており、ドローンを使った施設点検調査や、IoT センサーを活用した浸水対策など、DX 技術を活用したメンテナンス分野での事業開拓に力を入れています。このように最新の技術を取り入れて新しいソリューションを生み出せることこそが、民間企業が上下水道の運用・維持管理に参入することの意義だと思っています。

当然、海外での事業展開も行っています。業務実績は90カ国を超え、カザフスタンやマレーシアなど様々な地域の「水と環境」問題に取り組んでいます。日本政府の ODA 案件で取り組むケースもあれば、PPP・PFI の案件として取り組むこともあります。また、最近では海外の先進的なソフトウェアを日本に導入したり、ドローン・クラウドサービス等、NJS ソフトウェア技術の海外輸出にも力を入れています。

今回 WOVN.io を導入した NJS のコーポレートサイト(https://www.njs.co.jp/

 

 

手間なく、リアルタイムに、豊富な情報を多言語発信できるソリューションを求めていた

坂井:
コーポレートサイトでは、お客様である自治体やパートナー、投資家、採用候補者など様々なステークホルダーに向けて情報を伝えていますが、英語版のサイトにおいて特に意識しているのは、やはり海外のお客様と投資家ですね。

当社には元々、海外事業を専門に担う子会社がありました。当時はその会社が海外のお客様とのコミュニケーションをとっていたので、NJS 本体のコーポレートサイトでの英語発信はそれほど重要度が高くなかったのですが、2020年に合併して当社が海外事業も担うことになったんですね。それ以降、より多くの地域で業務実績を作っていくために、当社が直接海外に向けて情報発信していく必要性が高まっていました

また、海外プロジェクトは現地企業との JV で実施するケースが多く、プロジェクトの形成や円滑な進行のために現地のパートナーにも、当社のことを知っていただけるようにしておく必要がありました。ひとつの案件が始まってから終わるまで、調査だけでも数年かかったり、長いと全体で20年ほどかかることもあります。これだけ長期間にわたるプロジェクトだからこそ、企業としての信頼性がすごく重要ですし、それをわかっていただくためにコーポレートサイトでの英語発信が必要でしたね。

さらに、海外投資家に向けた IR 情報の英文開示の機運も高まっています。総合的にみて、コーポレートサイトで十分な情報を英語で発信することが求められていました。

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「はじめてデモを見たときには驚きました。WOVN.io は直感的な UI と操作性が魅力。」

坂井:
今回 WOVN.io を導入する前から、日本語とは別に英語版のサイトをもっていました。ただ、情報の更新が追いついておらず、スピードの面でも情報量の面でも課題を感じていました

今後さらに海外での案件を増やしていきたいと考える中で、海外での業務実績をコーポレートサイトに掲載するなど、コンテンツを拡充してもっと多くの情報を英語で発信していきたい。でも、ただでさえ情報更新が追いついていない。

こうした状況を打破するために、なにか良いソリューションはないかと探していたところ、WOVN.io を知り、オンラインセミナーに参加したのが検討を始めたきっかけでした。

はじめてデモを見せてもらったときには「すごい!」と驚きました

導入も簡単ですし、日本語のコンテンツの更新に合わせてリアルタイムに英語化される。運用の手間なくスピーディに更新できるというのは革新的でしたね。

機械翻訳エンジンをそのまま API でコーポレートサイトにつなぐことも考えたのですが、これだと翻訳修正が容易ではないので、お客様や投資家に向けて正しい情報を届けたいと考えている当社には不向きだと思いました。その点、WOVN.io は UI もわかりやすく、操作性が良さそうだったので、翻訳を編集したい場合にも簡単に作業できそうだと思いました。

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WOVN.io で理想を実現。今後は、PDF や字幕の翻訳も進めていきたい

山口:
そんな背景で WOVN.io の導入を決めたのですが、導入時にサポート担当の方とこまめに連絡をとりながら進めることができたのがとてもよかったですね。単にこちらの質問に回答いただくだけでなく、「このように使うと便利ですよ」「こうするともっと早く作業できますよ」などといった先回りしたご提案もいただけたのでありがたかったです。おかげで、予定していた株主総会のタイミングまでに英語サイトを公開することができました。

導入してから、英語でのリアルタイムな情報発信と、豊富な情報量の発信を実現できています。これまで英語サイトを更新する際には、翻訳した上でその内容を HTML にベタ打ちして更新作業を行っていたので、とても大変でした。この作業をすることなく翻訳・更新が自動化されるので、業務が楽になりましたね翻訳を直したいときには、画面をみながら編集できる「ライブエディター」を使うことでクイックに修正することができています。

今は月に数回程度コンテンツの更新を行っていますが、これからもっと増やしていこうと考えています。WOVN.io の導入で、英語サイトの運用にかかる工数を削減できたので、空いたリソースでコンテンツの作成に励んでいきたいですね。できたコンテンツも WOVN.io で自動的に英語化できるので、サイトの改善をスピーディに行える体制を作れたと思います。

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坂井:
今後は、HTML に描画されているテキスト情報だけでなく、コーポレートサイト上のすべての情報を英語にしていけたらいいなと思っています。たとえば「お知らせ」に添付している PDF や、決算説明の動画字幕などですね。

WOVN では、こうしたファイル翻訳や字幕翻訳のソリューションも開発中と聞いているので、これらの面でも活用していけたらいいなと思っています。

(取材日:2023年11月)

 

■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
URL:https://www.njs.co.jp/
言語:日本語 → 英語

 

casestudy-logo-NJS

株式会社NJS

https://www.njs.co.jp/

国:日本

企業規模:1,001名〜

上下水道を中心とした「水と環境」のコンサルタント事業を展開。ソフトウェアの開発・提供も行い、水インフラ整備の全工程を一貫して担う。SDGs の達成にも貢献。

 

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坂井 貴彦 さん

執行役員/管理本部 企画広報室
室長
趣味:山登りが好きで今年は会社の仲間と八ヶ岳に登りました。

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山口 理恵 さん

管理本部 企画広報室
趣味:読書と映画鑑賞。海外のSFモノが最近のトレンド。

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