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ツアーの方々に選ばれるインバウンド戦略。お客様の多様なニーズに応えるすかいらーくグループならではの多言語対応。

課題
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インバウンドのお客様にすかいらーくグループを選んでいただくための情報を整えたい
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導入負荷・作業負荷をかけずに Web サイトを多言語化したい
解決策
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WOVN.io を導入し、既存の Web サイトを簡単に5言語への多言語化を実現
効果
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用語集機能を活用することで、メニュー名をはじめとした固有名詞の誤訳を防止
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WOVN.copilot の利用で、飲食店独自の言い回しの精度も高まっていることを実感
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Web サイトが、インバウンドのお客様を取り込むための重要な接点のひとつに
20ブランド以上、約3,100店舗の運営により人々の食を支えるすかいらーくグループ。独自の効率的なサプライチェーンの構築により、安全・安心のおいしい料理を手頃な価格で提供しています。すかいらーくグループは、誰もが知る「ガスト」をはじめ、中華・和食・イタリアンなど専門店業態も運営し、お客様の多様なニーズに応えています。そんなすかいらーくグループの店舗には、近年インバウンドのお客様も多く訪れていることもあり、日本語から英語、簡体字、繁体字、韓国語、タイ語への多言語対応を実現されています。すかいらーくグループにおけるインバウンド戦略や、多言語対応のパートナーである WOVN.io の使い勝手などについて、お話を伺いました。
<目次>- インバウンドのお客様に、すかいらーくグループの料理をお楽しみいただきたい
- 需要取り込みのタッチポイントとして、Web 多言語対応が重要
- 製品の進化・多様な翻訳方式が WOVN の魅力
- 画像の多言語対応も進めていきたい
インバウンドのお客様に、すかいらーくグループの料理をお楽しみいただきたい
日本全体でインバウンドが活況となっている中、すかいらーくグループの店舗を訪れてくださる外国人のお客様の数も確実に増えています。ご自身で調べて私たちのブランドを知ってくださる方や、日本に住んでいる外国人のお客様もいらっしゃいますが、実は私たちからインバウンドのお客様に向けたアプローチも行っています。それは、ツアーで来られる方々にフォーカスしたインバウンド需要取り込み戦略です。
特に、「しゃぶ葉」や「夢庵」などの和食ブランドは、外国人のお客様からとても人気があります。店舗も日本全国各地に存在しており、座席数も多いため、ツアーのお客様との相性がいいのです。訪日客全体の傾向と同じで、多いのは中国や韓国の方々ですね。バスツアーのひと枠のお食事処としてお立ち寄りいただいて、様々なメニューをお楽しみいただいています。
外国人のお客様は私たちがターゲットとする重要なセグメントのひとつですので、店舗にも多言語化したデジタルメニューブックを配置し、注文時の利便性を担保しています。
需要取り込みのタッチポイントとして、Web 多言語対応が重要
Web サイトの多言語化は、インバウンドのお客様需要を取り込むために重要な要素のひとつです。私たちは、WOVN.io で多言語化している Web サイト配下に「旅行会社様専用 インバウンド団体向けレストラン予約」というページを用意しているのですが、こちらで旅行会社様からの予約を受け付けています。国内の旅行会社様からのお問い合わせももちろんありますが、海外の現地の旅行会社様にアプローチし、ご予約いただくケースも多いです。
現地の旅行会社様からすると、どのような食事が提供されているのかわからなければ当然予約には至らないですよね。だからこそ、各ブランドサイトを多言語化し、どんなお食事を提供しているかを理解してもらえるようにしておくことが、インバウンド向けのビジネスを進める上で重要と考えています。
特に大切にしているのは「メニュー名」「価格」「メニュー写真」の3つです。これらによってお食事のイメージをもっていただきつつ、補足的な情報としてメニュー説明や塩分・カロリー表示も多言語で行うことで、外国人のお客様が理解しやすい情報発信を心がけています。
製品の進化・多様な翻訳方式が WOVN の魅力
WOVN.io の導入を決めたのは2018年頃のことです。当時もインバウンドの勢いは増しつつあり、店舗にいらっしゃる外国人のお客様も増えていたので、手間をかけずに多言語対応をできるソリューションはないものか、と考えていました。そんな中 WOVN.io に出会い、「日本語コンテンツの更新に合わせて自動で多言語化でき、さらに用語集機能でメニュー名の一貫性も担保できる」という点で魅力を感じ、導入を決めました。
かなり前から WOVN.io を利用しているので、今と比べると製品の進化を感じる部分もありますね。たとえば、昨年から WOVN.copilot を導入し、生成 AI を活用した自動翻訳を行っているのですが、これにより飲食店ならではの言い回しの精度が上がっているように感じます。
よく使う機能はやはり「用語集」です。現在、私たちのチームには4名のメンバーが在籍しているのですが、1ヶ月半〜2ヶ月ほどのメニュー変更スパンに合わせ、分担しながらメニュー名の登録を行っています。先ほどもお伝えしたように、メニュー名は重要な情報と捉えていますので、店舗に配置しているデジタルメニューブックとの翻訳差異などが生じてしまうことのないよう注意しています。用語集に登録しておけば、自動翻訳でも正しい翻訳が適用されるというのは 安心できるポイントだと思います。
メニュー名には人的リソースをかけている一方で、キャンペーン情報や説明などは AI 翻訳に任せていたりもします。情報の重要度・優先度に合わせて、翻訳方式を柔軟に変更できるのも WOVN.io を使うメリットのひとつですね。
画像の多言語対応も進めていきたい
WOVN.io を導入していなかったとしたら…個人的な想像ですが、一般的な機械翻訳ツールを Web サイトに繋ぎ込んでどうにかしていたのではないかと思います。でも、これだと翻訳の精度を担保できず、私たちがなにより大切だと考えているメニュー名すらも正しく表示できない可能性がありますよね。無法地帯になってしまっていたかもしれません(笑)。
実は、WOVN では画像翻訳も対応しているとのことで、以前依頼をさせていただいたことがあります。画像も外国人のお客様にメニューを理解していただくために大事なコンテンツのひとつですので、今後さらに推進していけるといいなと思っています。具体的には、LP に貼っているバナーなどですね。
また、ここまでインバウンドのお客様のお話をメインにさせていただきましたが、私たちの周りには、日本にお住まいの外国人のお客様や、外国人従業員などもいます。すかいらーくが店舗を運営していく上で多言語対応は欠かせないものですので、今後も様々なコンテンツの多言語化で WOVN.io を使っていけたらいいなと思っていますし、WOVN.io 自体の今後の進化・機能開発も楽しみにしています。
(取材日:2025年3月)
■WOVN.io を導入いただいた Web サイト
URL:https://www.skylark.co.jp/ (配下の一部ブランド・ページが対象)
言語:日本語 → 英語、簡体字、繁体字、タイ語

株式会社すかいらーくホールディングス
https://www.skylark.co.jp/
国:日本
企業規模:5,001名〜
20ブランド以上を展開するフードビジネス企業。約3,100の店舗を運営。お客様の幅広い利用動機の獲得や体験価値向上のため、メニュー開発や業態転換を実施。

川嶋 基裕 さん
マーケティング本部(IT統括) カスタマーDXグループ WEB・アプリ・ディレクションチーム
趣味:写真撮影、ゲーム