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公開日:

アプリ多言語化はたった1週間で完了。WOVN.app で、多くのリソースをかけることなく動的アプリの多言語対応をスピーディに実現できた

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課題

  • アプリの多言語対応にエンジニアリソースをかけたくなかった

  • アプリの動的コンテンツの多言語対応を実現できるサービスを求めていた

解決策

  • 既存のアプリに後付けすることで、スピーディにアプリの多言語対応を実現できる WOVN.app を導入

  • 動的コンテンツの多言語対応が可能な WOVN.app を導入

  • WOVN.app を導入することで、プッシュ通知や WebView 対応など、通常では別対応が必要となる点まで網羅的に対応可能に

結果

  • たった一週間で、プッシュ通知や WebView 対応を含めたアプリの多言語対応が完了

  • 導入後もエンジニアリソースをかけることなく多言語でのアプリ運用を実現

  • 多言語化された STAFF START により、海外企業ユーザーでも EC の売上が伸びてきた

店舗スタッフを軸に DX 化を実現するアプリケーション「STAFF START(スタッフスタート)」を企画・開発・運営している、バニッシュ・スタンダード。海外企業へのアプリ導入を機に、WOVN.app でアプリを多言語対応しました。限られた社内リソースの中でも、手間をかけることなく動的アプリの多言語対応を実現できたというお話をお伺いしました。

<目次>

日本の素晴らしい接客をオンライン上でも体験でき、販売スタッフ一人ひとりの成果をしっかりと可視化できる「STAFF START」

STAFF START は、店舗で働く販売スタッフがオンライン上でも店舗同様の“接客”をお客様へ提供できるサービスです。店舗同様にそれぞれの販売スタッフの売上を可視化できるため、「自分で発信した商品が沢山売れて嬉しい、また頑張ろう」というモチベーションアップにもつながりますし、オンライン接客を通して販売スタッフ自体が広告塔となることで、多くの広告費用をかけずに実店舗への集客も増やすことも可能となります。

世界的に見ても、“日本の接客文化は世界一”といわれていますので、その文化はこれからも残していかなければならないと考えています。ただ、販売スタッフは数年働いてベテランになっても給与の面から転職されてしまうケースも少なくありません。ですが、店舗というのはあくまで販売スタッフの接客力こそがブランドそのものであり、売上に繋がっているのだと思います。この世界一の接客文化を残していくためにも、きちんとオンライン上での接客の成果を可視化し、売上を販売スタッフへ還元できる仕組みを作っていかなければという思いから STAFF START というサービスが始まりました。

先ほどのスタッフによるオンライン販売に関して、今では1ヶ月に2億6,000万円の売上を上げる販売スタッフもいらっしゃいます。STAFF START を通して、ブランドの知名度や採用しているモデルの容姿、商品ありきではなく、販売スタッフの接客力こそが売上に繋がることを再認識できました。casestudy-insert-vanish standard-1

 

海外進出の第一歩として、日本と接客スタイルの近しいアジア圏での導入を開始

もともと日本国内のアパレル業界での導入実績を多く作れたら、ゆくゆくは海外企業への導入も進めたいという構想はありました。ですが、STAFF START を実際に海外企業で使っていただけるのか、サービス仕様との相性はいいかなど、不安要素はありますので、海外進出について慎重に進めている部分もあります。

そのために現在は実際に出向いて、その国の接客スタイルの特徴や日本の接客との親和性などを視察しています。アジア圏は比較的日本と接客スタイルが似ていますが、例えばアメリカは全く異なっていましたね。アメリカはまず、スタッフによる接客自体を行っていないケースが多かったです。
なぜ接客しないのか尋ねてみると、「アパレル業は飲食業と違いチップをもらえる仕組みがないから」と言っていました。今では実店舗はオンライン上で注文した商品を受け取る場所だという認識になっている感じです。それでも 「STAFF START のようなサービスがあるならば、自分で頑張った分がしっかり還元されるならそういう接客をがんばってみたい」という声もありましたので、海外でもニーズがあると感じることもできました。

そうやって海外進出の機会を伺っていた矢先、台湾に拠点を持つ日本のアパレルで STAFF START の導入が決まりました。同時に STAFF START の多言語対応を進めることとなりました。

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限られた社内工数で多言語対応を進めるためには、WOVN.app が必要不可欠だった

アプリ多言語化の話があがった時、社内のエンジニアメンバーはたった一人でした。アプリの多言語対応は、最低でもまるまる一人月はかかりますので、自社内で作業を完結させるのは到底無理だと思いました。そもそも、アプリ内のコンテンツ拡充や機能のバージョンアップを優先度高く進めたいという状況でもありましたので、エンジニアリソースを多言語化対応に割り当てることができない状況でした。

結論として、WOVN.app を導入して多言語化を進めることとなったのですが、実は、導入以前から WOVN さんのサービス自体は知っていたんです。私は前職で EC サイトのシステム構築をしていまして、当時のクライアントから越境 EC 対応の要望を受けた際に、WOVN さんにお問い合わせさせていただきました。当時の WOVN さんはまだ、静的サイトに対する多言語対応がメインであったため、EC サイトへの導入には至らなかったのですが、ぜひ動的サイトにも対応して欲しいと要望を出したことをはっきり覚えています(笑)。

それからここ数年の間で本当に多くの機能アップデートがあり驚きました。今では「未翻訳箇所の自動検知・翻訳」技術は国際特許も取得されていますよね。動的コンテンツの多言語対応も可能になったいまの WOVN さんなら、自分たちの実現したいことを形にできると感じました。通常だと対応が難しく、別対応が必要になってしまうプッシュ通知や WebView に対応できている点も、ほんとにかゆいところに手が届くといいますか、今後当社がアプリを使った様々なサービス展開で海外進出を図る際にも、WOVN.app さえあればなんでもできるという可能性を感じました。

実際に導入を検討する際には、導入実績や自分たちで開発した場合との ROI 比較、用語集を使った翻訳品質などを比較しましたが、どういう観点から比較しても WOVN.app 以外に選択肢がなかったですね。それに、エンジニアリソースをあまり多言語対応に割きたくない中、導入に関する手厚いサポートがあることも安心でしたね。
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アプリ導入はたった1週間で完了。海外顧客からもしっかりと EC で売上をあげられるように

導入自体は、既存のアプリに WOVN.app の SDK を組み込むだけで、たった1週間程度で完了しました。ヘルプページの内容も充実しているので、特につまずくことなく導入を進められました。その他の作業としては、STAFF START を導入いただくお客様に、翻訳の表記揺れを起こしたくないブランド名や業界特有の表現など、用語集の登録作業をお客様と一緒にするくらいで、スピーディに導入作業が完了できました。

海外で利用いただいている顧客からも WOVN の使用に関して特に問い合わせなどはきていません。WOVN の管理画面は誰もが直感的に操作しやすい UI / UX になっているので、みなさん使いこなしていただいているのだと思います。実際の STAFF START 導入成果としては、導入企業様の海外店舗のスタッフでも、日本と同程度の EC の売上が出てきているところです。

現在は運用フェーズですが、多言語対応に手間をかけずにオペレーションを回せていることが本当にありがたいです。ライブエディター機能を活用することで、実際の画面を見ながら簡単に部分的な翻訳修正を完了することができていますし、また、自動翻訳をベースとしながらも、翻訳精度の高い多言語アプリを実現できています。

今後は色々な国の企業での導入を進め、世界中の企業で STAFF START を使っていただきたいです。今はアパレル業界への導入が主ですが、業界としても店舗を持たれているような業界、家電業界やドラッグストアなど、様々な領域に幅を拡げていきたいですね。


(取材日:2023年11月)


■WOVN.app を導入いただいたアプリ
STAFF START アプリ
URL:https://www.staff-start.com 

※1 上記はサービスサイトの URL となりますので、アプリケーションダウンロードの URL とは異なります。(サービスサイトからダウンロードの導線は最下部にございます)
※2 業務用アプリのため、STAFF START サービスご契約企業のスタッフのみご利用いただけます。


 

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株式会社バニッシュ・スタンダード

https://www.v-standard.com

国:日本

企業規模:〜300名

実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化を推進する“スタッフテック”アプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」を提供。 販売スタッフがコーディネート投稿を始めとするデジタル接客、投稿したコンテンツを経由する個人売上の算出を通じて、販売スタッフや店舗の新たな評価を可能にする。 「つまらない常識を革め、おもしろく生きる人を世界中に」ことをパーパスに掲げる。

 

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猪首 充弘さん

BizDev ユニット
Head of BIzDev
趣味:ゴルフ

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