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公開日:

“プラスチック成形のスペシャリスト”としてのブランドを海外にも。WOVN.io でサイト多言語化の工数を削減しつつ、企業の信頼性向上を実現

キョーラクTOP画像

課題

  • 直接訪問の営業スタイルだけでなく、デジタルマーケティングも強化したい

  • キョーラクブランドの海外での認知度や、信頼感を高めたい

     

解決策

  • WOVN.io を導入し、システム開発不要で英語サイトを構築

  • 翻訳・更新に人的リソースをかけることなく、英語サイトを自動運用

     

効果

  •  従来の完全手動での英語サイト運用と比較して、運用工数はゼロに

  • 日本語でも英語でも、同等の豊富な情報を発信できるように

誰もが一度は目にしたことのあるマヨネーズ容器や自動車部品など、社会のあらゆる場面で使われているプラスチック製品を作るキョーラク。100年を超える歴史をもち、プラスチック成形のスペシャリストとして世の中を支えています。
今回、コーポレートサイトのリニューアルに伴い、これまでの多言語運用を見直され、WOVN.io を導入いただきました。総務部の藤井様に、導入の背景・目的や決め手を伺いました。

目次>

直接訪問するだけでなく、デジタルを通じた情報発信も重要になってきている

当社は食品容器や自動車部品、医療・介護用品など様々な業界で活用されるプラスチック製品を製造しています。B2B 企業ではありますが、誰もが知るマヨネーズの容器や、楽器のカバーケースなどを作っているのは実は当社で、みなさまの生活のすぐ近くにキョーラクの製品があります。

色々な業界で事業展開している分、その販売モデルもさまざまです。作った製品をどんどん新しいお客様にご紹介していくケースもあれば、一度ご契約いただいたお客様にもっとご満足いただけるように製品を改良し、継続的にご提案するケースもあります。ですので一概にはいえませんが、営業スタイルとしては多くの場合、いわゆる“足で稼ぐ”営業スタイルをとっています。お客様の元へ出向いて、実際の製品を手にとっていただきながらその魅力を伝える形ですね。

直接伝えるからこそわかっていただける製品の良さもあるので、私たちはこの営業スタイルを大切にしていますが、一方でリソースの面で限界があるのも事実です。また、これまで主な集客チャネルは展示会でしたが、コロナ禍によってそればかりに頼ることのリスクも痛感しました。

さらに、今では多くのお客様が Web サイトを活用して情報収集されています。ですので、お客様に対面できるまでにいかに多くの情報を Web で発信しておけるか、いかにデジタルマーケティングを強化できるか、が重要になってきていると思います。

そこで、Web サイトをリニューアルすることを決め、同時に多言語運用も見直すことにしました。

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元々の英語サイトでは、情報量・発信スピードに課題があった

キョーラクには、中国やタイをはじめとしたアジア諸国やアメリカに拠点があり、一部拠点では独自に Web サイトを運用しています。海外事業においては、各拠点が直接海外のお客様とやりとりすることが多いので、今回 WOVN.io を導入した Web サイトに直接お問い合わせがくることはそれほど多くありません。

それよりも、今回の WOVN.io による多言語化で期待していたことは「認知度の向上」「ブランディングの強化」の2点でした。たとえば、海外拠点とやりとりしているお客様であったとしても、検討の中で「本社はどんな会社なんだろう」と調べると思います。そうしたときに、きちんと検索エンジンに表示されて、しっかり翻訳されたページを閲覧することができる。こうした環境を整備しておくことが大切だと考えていました。

また SDGs の取り組みについての情報も届けたいコンテンツのひとつでした。プラスチックというと、どうしても環境問題とセットで捉えられることも多いです。だからこそ、当社が行っている環境保全の取り組みや、それにかける想いを海外の企業にも伝えることで、安心して取引いただけるようにしたいと思っていました。

元々もっていた英語サイトは、情報量が少なかったですし、更新頻度も高くありませんでした。コンテンツを更新したい場合には、海外事業に関わる社員が翻訳して、それを Web サイトの制作会社に依頼して、公開作業をしてもらう必要があったので、時間も手間もかかってしまう状況だったんです。プロセスが面倒なことによる精神的なハードルの高さもありましたね。

そのような中、WOVN.io なら、そもそも英語サイトを構築する必要がなく、また更新があった場合にもリアルタイムに自動で英語化することが可能だと聞きました。そこで、WOVN.io を活用した Web サイトの多言語化について検討を進めることにしました。


リニューアルしたサイトを WOVN.io で多言語化、
運用工数はゼロに

最終的に WOVN.io を選んだ決め手は2つあります。ひとつは、翻訳運用の自動化が可能なこと。もうひとつは、言語の拡張性があることです。

翻訳運用の自動化に関してですが、WOVN.io を導入したことで、英語サイトの運用工数はゼロになりました。日本語の Web サイトを運用しているだけで、自動的にコンテンツが英語化されますし、翻訳品質について指摘を受けることも全く問題ありませんので、修正することなく完全に運用を自動化できています。世界中のお客様としても、Web サイトからスピーディに多くの情報を得られるため、便利に感じていただけているんじゃないかと思いますし、同時に当社のビジネスの加速にも寄与できていると思います。

Web サイトの管理は総務部が担っていますが、専任の担当者がいるわけではありませんので、リソースをかけずに英語化できていることは本当にありがたいです。おかげで、他に担当している業務や、Web サイトのコンテンツの拡充などといった、より本質的な活動に集中できるようになりました。

また言語の拡張性の面では、当社にはさまざまな地域に拠点がありますので、将来的に各拠点で求められる言語に対応する可能性もあると考えています。時期や対応言語はビジネスの状況に応じて変わりますが、WOVN.io なら「この言語に対応したい!」と思ったときにすぐに言語を追加・変更することができますので、長い目でみて運用しやすいソリューションだと思いました。

これ以外にも、英語化した Web サイトが検索エンジンにインデックスされるため、海外 SEO 対策が可能なことや、数多くの導入実績があることで安心して使えることなども後押しとなり、WOVN.io を採用することにしました。導入時のやりとりは、制作会社と WOVN さんとで進めていただけたので、手間や時間をほとんどかけることなく、スムーズに Web サイトをリニューアルし、英語サイトを公開できました。

WOVN.io なら、海外 SEO 対策も可能(詳細はこちら

 

Web サイトに留まらず、動画やカタログなど多様なコンテンツを多様な言語で発信していきたい

私たちは「スペシャリティの追求」「ベターへの挑戦」をモットーに、日々新しい製品を生み出し、改良しています。こうして作った製品を、海外のお客様も含めたより多くのお客様に届けていくために、Web サイトを通じた多言語発信はもちろんのこと、それ以外のコンテンツも多言語化していけるといいですね。

たとえば、今年に入ってから新たに「EMC RISE」というレンジ対応のパッケージを開発しました。これは、レンジで加熱する際に発生する蒸気の圧力を利用して、自動で立ち上がる仕組みを備えたレンジ袋なのですが、これを活用いただくことで消費者様の使い勝手の向上や、時短効果によるエネルギー消費の削減などに繋げることができます。

また、特許技術により「スポッとecoボトル」という容器を開発しました。これは、リサイクル可能なピュア PET 外層と内容物が付着した内層を簡単に分別できる新しい仕組みの容器です。従来は水平リサイクルが困難だったドレッシングなどの容器を水平リサイクル可能にすると同時に、使用する PET 材料を減らすことができます。また、中身を絞り出してほぼ使い切ることができるという、環境に優しく、使う人にも嬉しい商品です。

◾️「スポッとecoボトル」についてはこちら:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000121465.html
※外部サイトへ遷移します


こうした画期的な製品を、Web サイトだけでなく動画やカタログなどのコンテンツでも発信していきたいと思っていて、その字幕やテキスト情報を多言語にすることで、海外向けにもスピーディに営業していけるようにしたいです。WOVN さんでは、Web サイト以外の多言語対応も可能と聞いているので、こうした観点でもコラボレーションしていけたらいいなと思います。

(取材日:2023年11月)

 

WOVN.io を導入いただいた Web サイト

URL:https://www.krk.co.jp/
言語:日本語 → 英語

 

casestudy-logo-Kyoraku

キョーラク株式会社

https://www.krk.co.jp/

国:日本
企業規模:301〜1,000名

プラスチック製品の製造・加工や販売を行う。食品業界から医療・介護、自動車業界まで幅広い業界かつグローバルに事業を展開。


【お話を伺った方】
総務部 係長 藤井 素晴さん
趣味:絵をかくこと、歌を歌うこと、写真、料理、映画

 

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