
多言語対応ホームページ作成の費用について|制作手順もわかりやすく解説!
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WOVN.io Marketing Team

グローバルに事業を成長させたいと考える企業にとって、ホームページの多言語対応は必要不可欠な業務です。なかには「多言語対応させるには、どのくらいの費用がかかるのか?」と疑問を抱えている方も少なくないでしょう。本記事ではホームページの多言語対応にかかる費用や制作する際のポイント、主な制作の流れなどを紹介します。
目次 |
ホームページの多言語対応とは?
ホームページの多言語対応とは、日本語だけでなく様々な言語に対応したホームページを作成することで、グローバル化を目指す企業には、必要不可欠な作業です。制作時には地域に合わせたデザインのローカライゼーションや、正確な翻訳など高い技術が求められます。
言語の翻訳だけでなく、コンテンツやデザインを含めた運用方法を多言語の観点で考えることが必要です。特に、コンテンツを特定の国や地域、言語、文化、宗教、法律などに合うように対応することはローカライゼーションと呼ばれ、多言語対応をするうえで重要な要素です。ローカライゼーションの詳細に関しては「Localizationとは」をご覧ください。
ホームページを多言語対応にするメリット
今や日本人だけでは、企業の成長が成り立たない時代になりました。企業が海外の取引先や消費者、グローバル拠点の従業員、海外投資家など情報発信したい相手は世界に広がっています。そのため、ホームページを多言語対応することで海外のステークホルダーに対しても情報発信でき、コミュニケーションが促進されることで、企業の成長を加速させることが可能です。
また、企業が外国語で情報発信する先は、海外在住者に限りません。日本企業のサービスや製品は、日本国内にいる在留外国人も日本人と同じ様に生活に必要な情報やサービスを利用するからです。ホームページを多言語で表示することで言語の壁をなくし、生活に必要な情報を得られるようにすることで、在留外国人も安心安全に生活を送ることができるようなります。
一般的なホームページの多言語対応にかかる費用と項目
一般的な元言語の ホームページとは別の言語のホームページを制作するのにかかる費用は、最低でも30万以上と言われています。多言語に対応するホームページのボリュームや、外注を依頼する範囲によって工数が異なるため、場合によってはこれ以上になる可能性もあります。コーポレートサイトより、EC サイトのように決済やマイページなど、開発が必要な機能があると、その分費用は高くなるでしょう。
また、ページ数や制作工数、 UIUX デザイン、開発要件、翻訳品質によって費用が大きく異なります。複数の言語に対応する場合は、言語数ごとにそれぞれのコストが発生します。また、制作後の運用、海外 SEO 対応やカスタマーサポートなどの費用も別途かかる場合もあるでしょう。下記では各項目について解説します。
日本語とは別のホームページ運用にかかる費用
システム開発では、問い合わせフォームやサーバー設定、CMS などを多言語対応する作業があります。ホームページを閲覧するユーザーがいる国・地域によって、サーバーをその国・地域に設置しなければならない場合もあるため、その際には、日本語のホームページとは別のサーバーも構築する必要もでてきます。また、言語が増えることで開発や管理の負担が増え、多大なコストが発生することになってしまいます。
コンテンツ・デザイン制作費用
多言語ホームページを作成する場合、日本語のホームページと同様、コンテンツ制作費用がかかります。もともとあるコンテンツを翻訳して掲載するのか、新規作成するのかでも費用が異なるため注意しましょう。既存のコンテンツを活用する場合でも対象国・地域のユーザーにとって必要な情報や文化、法律などに合わせた内容を追加する必要もあります。
また、デザインに関しても同様です。日本語から別の言語に翻訳すると、文字数がかわりレイアウトが崩れて読みづらくなったり、日本語ホームページのままのデザインでは、対象国のユーザーにとって不親切なデザインになることもあるため、デザインの変更が必要となることがあります。
翻訳費用
コンテンツを多言語対応させる作業にも、翻訳費用のコストがかかります。翻訳方法には、翻訳の専門会社や自社にいる専属の翻訳者に依頼する人力翻訳の方法と、機械翻訳をする方法の2種類があります。日本語から英語への翻訳は、一般的に1文字あたりの単価が10〜30円程度と言われます。一方の機械翻訳は、機械翻訳エンジンにもよりますが、一般的に人力翻訳よりも1文字あたりの単価が圧倒的に低くなり、翻訳作業にかかるコストを抑えることができます。
人力翻訳の特徴としては、背景を理解した上での正確な翻訳が可能です。ただしコストがすこし高くなることと納品の時間がかかることもあります。機械翻訳の特徴としては、ページ数が多い場合やスピードを求められる際に利用されることが多いです。背景知識や微妙なニュアンスの翻訳が苦手なため、公開前に一度チェックをすることがよいでしょう。各々の特徴を知った上で、翻訳作業を使い分けるとコストを抑えるとができます。
運用費用
海外 SEO 対策やコールセンター、カスタマーサポートなど運用費用がかかることもあります。ホームページ上で販売を行う場合に、運用費用がかかることが多いです。また、ホームページは制作して終わりではありません。ホームページのコンテンツ追加や更新対応なども発生するでしょう。保守運用していくために人的リソースや体制作りも必要となります。
多言語対応ホームページ制作の手順
多言語対応ホームページを制作する際には、以下7点の手順で進める必要があります。
- 多言語化の目的を明確にする
- 翻訳する箇所や翻訳結果の品質を決める
- 多言語対応する言語を決める
- 多言語対応の方法を決める
- 多言語ホームページのレイアウト・デザインを見直す
- 海外 SEO 対策を検討する
- 多言語ホームページを運用する
多言語対応ホームページを制作する手順をより詳しく確認したい方は、「【入門編】Web サイトを多言語対応する方法とは?必要な工程や注意点について解説」をご覧ください。
多言語ホームページを制作する際のポイント
多言語ホームページを制作する際のポイントを4点紹介します。
デザインを国・地域や言語別に用意する
デザインの検討にあたっては、対象言語の国や地域の方に好まれやすいものにすることが望ましいです。好まれやすいデザインは対象地域の方にとって使いやすく、閲覧者に寄り添ったホームページを制作できます。
好まれるデザインは国や地域で異なるため、事前にしっかり調査しましょう。日本のデザインをそのまま使用すると国・地域によっては使いにくく感じることや、文化・習慣の違いで伝わり方が変わってくることがあるため、対象の国・地域のユーザーに合わせたデザインを整えることがおすすめです。ネイティブの方などに監修してもらうと良いでしょう。
言語切り替えの機能をわかりやすいようにレイアウトする
どこで言語を切り替えられるかわからなければ、 ホームページを離脱する原因になります。そのためホームページを開いてすぐに分かる場所に置き、簡単に気づけるようにしましょう。また、言語を切り替えるボタンである、と直感的にわかる UI にすることも重要です。
多言語化の効果を定期的に見直す
多言語対応にあたっては、効果測定を行うこともとても重要です。自社のホームページで利益を最大化するためには、まず、製品・サービスを理解いただくために、ホームページへの訪問者数やユーザーの滞在時間をアップさせる必要があります。
海外ユーザーの訪問者数が増加しているか、デザインの最適化によって直帰率は減少したか、滞在時間は伸びたかどうかなどを確認し、効果測定の結果に応じてホームページの内容・発信方法を整えましょう。多言語化の効果を見直すことで、より現地の方にとって使いやすいホームページを構築できます。
問い合わせ対応も考えておく
ホームページを多言語対応すると、対応言語を利用する海外ユーザーから問い合わせを受ける機会が増えます。そのため便利な問い合わせ対応ができるよう、事前に検討しておくことがおすすめです。
たとえば、日本語の場合は問い合わせフォームに「ふりがな」があることが一般的ですが、ほかの言語では不要です。このように日本語サイトの問い合わせフォームを、多言語対応した ホームページでそのまま使用してしまうと海外ユーザーからは使いにくいと感じます。現地で利用されている言語に合わせて、入力時の混乱を避けることが重要です。
ホームページの多言語対応には多言語化ソリューションがおすすめ
ホームページの多言語対応を検討している方は、多言語化ソリューションの活用がおすすめです。数多くある多言語化ソリューションの中でも特に WOVN.io では、ホームページの翻訳から現地に好まれるデザイン・レイアウトの最適化、サイト公開後の運用面までサポートしています。
加えて、ホームページに1行のスクリプトを挿入するだけで、自動で翻訳できるため、開発コストや運用コストを大幅に削減できる点が大きな魅力です。
また、ハイレベルなセキュリティを備え、多言語化のプロ人材が導入から運用までサポートする点もおすすめです。WOVN.io の特徴に関しては、「WOVN.io の特徴~多言語化に必要な機能がすべてここに~」をご覧ください。
まとめ
この記事ではホームページの多言語対応にかかる費用や、多言語対応したホームページを制作する際のポイントについて紹介しました。ホームページの多言語対応に必要な費用は、多言語化の範囲によっても異なります。目的や期待する効果を踏まえながら、対象範囲を明確にすることが重要です。また、多言語対応したホームページを制作する際は、デザイン・言語切り替え機能など注意点が多くあります。
WOVN.io であれば、元となるサイトを準備するだけで自動で翻訳を行える仕組みが構築できるだけでなく、言語切替やデザインの修正といった運用負荷軽減につながる機能が数多くあります。プロ人材によるサポートも手厚いため、多言語ホームページの政策を検討する際は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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WOVN.io Marketing Team
グローバルビジネスを行う上で重要な Multilingual Experience (多言語体験)に関する様々な情報を発信しています。
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