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更新日:

【基礎から学ぶ海外 SEO】多言語 Web サイトの SEO 対策できていますか?|海外SEO情報ブログ 鈴木 謙一氏

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佐藤菜摘

本記事のポイント

  • コンテンツは「ユーザーファースト」で作る
  • タイトル最適化、hreflang タグ・alt 属性の設定が必須
  • 機械翻訳による効率化と、人の目によるチェックを推奨
  • 面倒な設定もハイブリッド翻訳も WOVN.io なら楽々対応、海外SEO の基盤作りが完了

Wovn Technologies株式会社は、2023年12月14日に「海外SEO情報ブログ」運営者で株式会社Faber Company 取締役Search Advocateの鈴木 謙一氏をゲストに迎えセミナーを開催。「基礎から学ぶ、海外 SEO 勉強会〜多言語 Web サイトの SEO 対策できていますか?〜」と題して、多言語 Web サイトの SEO 対策についてお話を伺いました。本レポートではその内容をご紹介します。

【登壇者】

鈴木 謙一
海外SEO情報ブログ運営者/
株式会社Faber Company 取締役Search Advocate

正しい SEO をウェブ担当者に習得してもらうことをミッションに掲げている。2007年から運営する「海外SEO情報ブログ」は、日本で最も有名な SEO をテーマにしたブログ。世界中から集めたお役立ちSEO情報をいち早く読者に提供している。また、インプレスの「Web担当者Forum」で執筆連載するコラム「海外 & 国内SEO情報ウォッチ」は、当該メディアの人気コーナーの一つ。Google 公式の検索セントラルヘルプコミュニティでは、プロダクトエキスパートとして10年以上活動しており、Google 社員とのつながりも深い。所属先の Faber Company では、検索関連のカンファレンス/イベントの取材やセミナーでの講師が主な役割。最近では、海外カンファレンスでの登壇も経験している。同社運営の YouTube ミエルカチャンネルでも、SEO の情報を発信している。

 

加嶋 優
Wovn Technologies株式会社 
Marketing Department

新卒は専門商社でセールスに従事。その後、創業2期目の広告代理店に参画し、広告運用チーム立ち上げと拡大に従事。2019年からは SaaS 事業にピボットし、PO・CS 責任者・マーケティング責任者などを歴任。現在は「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションにインターネットにつながるデータのローカライズを行う。

 

鈴木:
本日お話するのは2つです。1つは「Sustainable SEO」。上位表示され、そして順位が下がらないように、マーケティング側面とテクニカル側面から SEO で必要な考え方をお伝えします。

もう1つは今日のメインテーマである「Multilingual SEO」。多言語 SEO に関する非常に重要な部分をお話します。

SEO の目的は、“検索エンジン経由で見込み客を集めること”と、“ブランディングを行うこと”です。サイトを見に来てくれた方にプロダクトやサービス名を覚えてもらうためにも、自社のブランディングとして SEO を実施してください。そして、SEO は決して裏技を使って上位表示することではありません。これだけは覚えておいてください。

何を求めているか?「ユーザーファースト」なコンテンツ作り

まずはマーケティング側面での SEO の考え方についてご説明します。Google が上位表示したいのは「ユーザーの役に立つコンテンツ」です。検索目的が様々ある中で、サイトに訪問した方が「自分の欲求が満たされた」「役に立った」と思えるコンテンツを提供しなければなりません。

そして、Google が重要視するのは「関連性」と「信頼性」です。
「関連性」とは、検索意図を満たすこと。同じクエリ(キーワード)であっても、ユーザーによって求めていることや役に立つことは異なるため、サイトだけでなくレシピ・画像・動画・ショート動画などバラエティに富んだ検索結果が出ます。関連性を高めるためには、サイトに訪れたユーザーが目的を達成できるか、そこまで考えてコンテンツを作ってください

次は「信頼性」です。Google は E-E-A-T という検索品質評価ガイドラインを発表しています。

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まず経験が重要視されます。コンテンツを作った人が、本当にそのトピックに対して十分な経験を積んでいるかが問われます。
専門性・権威性も同じです。本当にその分野に関して詳しい知識があるのか、業界で認められているのかが見られます。
そして経験・専門性・権威性をベースにして信頼性ができあがります。したがって、サイト運営においては、 E-E-A-T を高めるようなコンテンツ作りを常に目指してください。

E-E-A-T を考える上では「誰が」「どのように」「なぜ」コンテンツを作ったのかが重要です。専門家が自分の知識・経験をもとに、あるいは綿密な調査をもとにユーザーの悩みを解決するために作りましたと答えられるのがベストです。

では、専門家が知識・経験・調査にもとづいてユーザーの問題を解決するためにコンテンツを作ったあと、信頼性を獲得するにはどうすれば良いでしょうか。

例えば、記事レベルであれば著者の資格・受賞歴・著書・ソーシャルメディアの連絡先など、サイトレベルであれば運営企業の問い合わせ先・代表者・資本金などが重要かもしれません。ですが、それらを記載さえすれば評価されるという訳ではなく、「どうすれば自分のサイトに訪れるユーザーに、自社や記事の著者を信頼してもらえるか」というのが大事な考え方です。

ここ1年ほどで Google がさらに重要視するようになったのは、「Firsthand Experience(直接の体験)」です。ユーザーは実際に体験した人による情報を求めているので、コンテンツ作成に携わった人が実際に自分で体験したのかどうかが非常に重要です。

検索エンジンからのトラフィックを集めることも大事な目的ですが、それを主目的とする「検索エンジンファースト」になってはいけません。ユーザーの役に立つコンテンツを作ることで、Google からしっかりと評価されるようになります。常に「ユーザーファースト」でサイト運営に携わってください。

コンテンツに適切なタイトルをつけ、画像に alt 属性を設定

鈴木:
続いてテクニカル側面の SEO についてお話します。ユーザーのためになる良いコンテンツを作ったら、その良さを検索エンジンに知ってもらう必要があります。

まず、検索結果が配信されるまでのプロセスは大きく分けて3つです。

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Googlebot と呼ばれるクローラープログラムが Web サイト上の情報を全て取得します。
取得される情報は、URL・キーワード・タイトル・画像など様々です。取得した情報を次はインデックス(索引付け)し、整理整頓して探しやすくします。最後に、ユーザーが検索するとランキングシステムにより、クエリに対して関連性が高いものから順位付けし、検索結果に表示します。単に順位付けするだけでなく、画像を出した方がいい、ニュース結果や動画の方がいい、といったことも考えています。

次の画像は典型的な検索結果の構成要素です。

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構造化データなどで設定できるサイト名や、rel 属性で設定できるファビコンがあります。
URL(パンくずリスト)は基本的に Google が自動取得しますが、構造化データで制御できます。
公開日は主にページ上の記載をもとにしています。
サイトの説明文はスニペットといいます。meta description タグから引用される場合もありますが、基本的にはページ内の様々なテキスト要素から引用されます。
タイトルリンクについてはこの後詳しくご説明します。

検索結果はユーザーがクリックするかどうかに大きく関わってきます。
多言語対応する際は、英語や中国語バージョンだったらどのように見えるか、と考える必要があります。日本語で見た場合にはインパクトがあっても、他の言語では理解されにくくなっているかもしれません。こういった点も気をつけてください。

テクニカル SEO の初級として、ぜひこれだけはしてほしいことを2点説明します。

①タイトルリンクの最適化
検索結果に表示されるコンテンツのタイトルは様々な要素から引用されますが、主に使われるのは HTML の <title> タグと <h1> などの見出しタグです。ただ、HTML のタグで指定されていなくても CSS などを利用して見た目が見出しのようになっていると、検索結果のタイトルに使われるパターンも増えてきています。
そのため <title> タグと <h1> タグの記述を同じにするというテクニックがあります。これは SEO として全く問題なく、むしろタイトルが書き換えられる可能性がなくなります。

タイトルで避けるべきことは下記です。

  • 長すぎるタイトル(省略されてしまうため)
  • <title> タグを全てのページで同じにする
  • 「ホーム」「ようこそ」などページの内容を反映していないタイトルをつける
  • キーワードを詰め込みすぎる
  • <title> タグ内にサイト名を入れる(入れても問題はないが、サイト名は別で表示されるため入れなくてもいい)

煽りは良くないですが、ユーザーに「求めていた情報がありそう!」と思われるようなキャッチーなタイトルをつけるのが理想です。


② alt 属性(画像の説明文)
まずは、よくある失敗例から見ていきましょう。

  • alt 属性を設定しない
  • 単純に「alt=’写真’」とする
  • キーワードを詰め込む「alt=’犬、いぬ、イヌ、子犬’」

alt 属性は、目が不自由な方のためのスクリーンリーダーで読み上げる際にも使われるので、基本的には設定しなければいけません。ただ、背景画像などコンテンツとして意味を持っていない画像の場合は空白で結構です。

そして適切な説明文を入れましょう。特に画像検索からのアクセスが欲しいのであれば必須です。「alt=’犬’」ではなく「alt=’アイスクリームを食べる2匹の白い子犬’」のように画像を的確に説明する描写を alt 属性に記述しましょう。

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多言語サイトを運用する際は alt 属性も翻訳しましょう。
WOVN.io では alt 属性と、先ほど説明したタイトルタグも自動で翻訳してくれるそうです。多言語サイトを運用する際はこのような点にも気をつけてください。

テクニカル SEO は、画像検索や動画検索も含めた検索での露出の最大化、競合との差別化において重要です。
また、多言語サイトのようにページ数が増えてサイトが大規模になるほど Googlebot にクロールされない、クロールされてもその後インデックスされない可能性があり得ます。クロールとインデックスを効率化するためテクニカル SEO が非常に重要です。

hreflang 設定は必須。WOVN.io では自動生成が可能

鈴木:
今日のメインテーマである Multilingual SEO についてお話します。

多言語展開したい、検索エンジンからのトラフィックを集めたいとなった際には、展開する国で使われている検索エンジンとその評価基準について知っておきましょう。

日本はほぼ Google です。Yahoo! JAPAN も、バックグラウンドでは Google の検索結果を取得しています。アメリカでも圧倒的に Google が強いですが2番手の Microsoft Bing が無視できなかったり、中国では Baidu、韓国では NAVER が多く使われています。

多言語サイトを作る際には、展開するターゲットの言語・地域ごとにページを作ってください。1つのページに複数言語を混ぜてはいけません。
また、単純に翻訳すれば良いという話でもありません。機械翻訳を使う場合は、あわせて人力で翻訳編集を行うことを推奨します。自動化ツールを使うことは全く問題ありません、Google でも実際に使われています。
WOVN.io は機械翻訳をベースにしながら、人が簡単に翻訳を編集できる機能があるので、そういった機能を活用しましょう。

他にも、国の慣習に合わせた問い合わせ方法や支払い方法を提供できると良いです。
例えば、通信に今でも 2G や 3G が使われている国では、ページ表示速度を考慮して画像を軽量化する方が良いでしょう。

また、宗教や、EU 圏であれば GDPR のような規制などに配慮する必要もあります。
次の画像を見てください。

クリスマスというと左のホワイトクリスマスをイメージしますが、オーストラリアでは全く異なる右のイメージです。例えばオーストラリアに展開してクリスマスセールをアピールする際、左のような画像を使用していると違和感があるでしょう。

観光客向けのホテルサイトでは、国ごとに旅行客の関心が高い写真をトップページに利用している例もあります。例えば韓国では和食の写真、英語圏では和のテイストを押し出した画像を使ったり、言語別に工夫がされています。

テクニカルの面では hreflang タグの設定が必要です。この日本語ページにはこの英語ページが対応している、という関係性を伝える仕組みです(例:hreflang="ja"、hreflang="en")。
EC サイトでは同じ英語話者向けでも地域によって通貨が異なるため、ページを別にすることもあるでしょう。そのような場合には、アメリカ英語話者向け、イギリス英語話者向け、のように地域も設定しましょう(例:hreflang="en-US"、hreflang="en-GB")。

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hreflang タグの設定は非常に面倒ですが、多言語サイトでは必須です。WOVN.io ではこれも自動で生成してくれるそうです。

hreflang 設定の注意点を4つお伝えします。

  1. hreflang は必ず双方向に設定する

    同じ内容で日本語ページと韓国語ページがある場合、日本語ページから韓国語ページに向けるのと同様に、韓国語ページから日本語ページに向けても hreflang を設定してください。

  2. hreflang はそのページ自身に向けても設定する

    日本語ページに設定する場合、対応する他の言語だけではなく、日本語の設定も行いましょう。これも WOVN.io では元言語のサイトにもしっかり設定してくれるそうです。

  3. 決められた言語コードを使う

    言語コードは ISO 639-1を使い、地域(国)コードは ISO 3166-1 Alpha-2を使ってください。

  4. hreflang="x-default" を使い、対応するページがないユーザーがアクセスしてきた場合に見せるページを設定する

    例えば、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語で対応しているサイトに、その4言語以外のユーザーがアクセスした場合は英語ページを見せる、というような設定ができます。


設定していない場合は Google が独自に判断するため、必ずしも最適なページが表示されるとは限りません。

 

hreflang が適切に設定されないと、英語ユーザーに日本語ページが表示されてしまうようなことが発生します。せっかく自社サイトにアクセスしてくれたにも関わらず、ユーザーが使えない言語のページが表示されてしまうことを防ぐため、hreflang 設定は非常に重要です。


最後に、よくある間違いを2点お伝えします。

1点目は URL についてです。
サブドメイン・サブディレクトリはどちらを使っても問題ありません。
パラメーターも問題ないです。ただ、パラメーターが多くなるほど重複コンテンツが発生しやすくなり、クロールが阻害されやすくなります。内容が同じでも異なるパラメーターだと、違うページと認識され複数回クロールされてしまいます。結果として重要なページがクロールされなくなる可能性があるので、パラメーターによるページ分けはあまりお勧めしていません。

 

間違いは、同じ URL で異なる言語のページを配信し、ブラウザの言語設定やアクセスしてきた地域の IP アドレスをもとに振り分けることです。Googlebot はアメリカからアクセスするため、クロール・インデックスされるページが基本的に英語ページだけになってしまいます。SEO を重視するなら、これは絶対にしてはいけません。

 

2点目の間違いは、勝手にリダイレクトすることです。言語切替バーをわかりやすいところに設置し、どの言語ページを見たいかは基本的にユーザーに任せてください。そこでユーザーが英語を選択しているのに、IPアドレスなどの識別を行い、自動でまた日本語ページに戻されてしまうようなリダイレクトはしないでください。

ユーザーに求められる情報を多言語発信。WOVN.io 活用事例

加嶋(WOVN):
ここからは、WOVN.io を活用した海外 SEO の取り組みについてお話します。

WOVN.io は複数の機械翻訳エンジンを使っていますが、鈴木さんがおっしゃったように、機械翻訳だけでなく人の目を入れることは大事だと思っています。
そこで、社内のプロ翻訳者がネイティブチェックを行うサービスや、人力翻訳をサポートする WOVN.copilot というプロダクトも用意しています。

ただ、ページ数が膨大で全てを人力で対応できないという方も多くいらっしゃるかと思います。そこで、魂を込めてユーザーに届けたいものは必ず人の目を入れ、そうでないものは機械翻訳に任せて、運営を最適化していくことも大事だと考えています。


多言語SEOにおいて重要な、テクニカルSEOとコンテンツSEOですが、WOVN.io はその一部に対応しています。
テクニカル SEO における文章テキストの翻訳meta タグの翻訳、非常に面倒だと鈴木さんのお話にもあった hreflang の自動生成言語 URL の発行サーバーサイド翻訳を行います。

パラメーターが多いと Google のクロールが阻害されやすくなるというお話もありましたが、SEO の1つの要素としてサイト構成を自分達で Google に申請する方法があります。その際サイトマップなどを使用しますが、WOVN.io では翻訳した後のサイトマップ作成も一部対応しています。
このように、多言語 SEO を行うための土台を作り、テクニカル SEO が非常に楽になるようなソリューションを提供しています。

また鈴木さんから、それぞれの言語圏に合わせて画像も変えるべきだとお話がありましたが、WOVN.io では言語ごとに画像も簡単に切り替えられるようになっています。

続いて、実際に WOVN.io を使った SEO の取り組み事例をご紹介します。


①旭化成株式会社 様
WOVN.io で5言語対応した結果、海外からの UU 数が185%増加

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素材メーカーは、商材の特性上、製品名が認知されてにくいことが多々あります。そこで研究開発や技術系のコンテンツをサイトに掲載することで、海外の技術者や開発設計者から、技術調査の際に自社のサイトを見つけてもらい、問い合わせに繋げるような、SEO を考えたコンテンツ作りが重要になっています。

旭化成様の事例詳細はこちら

 

②株式会社一蘭 様
WOVN.io 導入後、アジア圏からのアクセス数が200%超に

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外国の方が日本に来る前には、場所などの店舗情報を調べます。その際に理解できる言語でサイトを用意していることが実店舗への来店に繋がっている事例です。また、サイトのコンテンツとして、ラーメンに対するこだわりを多く載せて多言語対応することで、実際に行ってみたいと思ってもらえるようなサイトになっています。

一蘭様の事例詳細はこちら

 

③マルコメ株式会社 様
多言語公開後には、グローバルサイトへの海外からのアクセス数が137%増加

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今、グローバルで健康文化が加速して和食が注目を集めています。発酵食品、大豆、麹がどれだけ身体に良いかというコンテンツやレシピなどを多言語化し、海外消費者に向けたブランド認知拡大や情報発信強化を行っています。

マルコメ様の事例詳細はこちら

 

④エノテカ株式会社 様
WOVN.io 導入後、英語経由の売上が570%向上

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元々、ワイン生産者の思いやストーリー、世界のワインの歴史といったコンテンツを大切にしてサイトで発信されており、海外の方からも高い需要がありました。生産者同士で「どこで販売しているのか」「エノテカと取引している」と話されることがあり、会話の中で「エノテカを検索してみたら読みやすい英語サイトがある」という話題も現地で生まれ始めているそうです。

エノテカ様の事例詳細はこちら

 

⑤株式会社ハースト婦人画報社 様
WOVN.io 導入後、海外売上は前年比 1.7 倍、アクセス数は 2.6 倍増に

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ELLE SHOP はファッション系の EC サイトで、特集や着こなし提案、ブランドの最新情報など多様なコンテンツを発信しています。元々メディアから生まれたサイトのため、買い物よりもアパレル情報をキャッチアップするために見られるサイトという位置付けだそうですが、多言語化することでアクセス数が増えただけでなく海外売上も増加した事例になります。

ハースト婦人画報社様の事例詳細はこちら

Q&A

加嶋(WOVN):
ここからは視聴者の方からの質問にお答えいただきます。「ドメインが .jp のように国オリジナルの場合は Google が推奨してないように、多言語 SEO で不利に働きますか?」

鈴木:
.jp のドメインで多言語展開するとどうかということですね。ccTLD(country code Top Level Domain)といい、基本的に .jp は日本に紐付けられているので、あまりお勧めはしません。ユーザー観点でも .jp の下に en や kr があるのは違和感を感じるのではないでしょうか。基本的には国に縛られていない .com が一番良いと考えています。ただ、会社の都合によって .jp で多言語展開せざるを得ない場合も、hreflang をしっかりと設定しておけば対応付けはされます。

 

加嶋(WOVN):
次の質問です。「日本語コンテンツを翻訳し、翻訳版を新たにサブディレクトリで配信し、hreflang の設定も行う。翻訳クオリティが低いと日本語コンテンツの評価にも影響が出るのか、それとも翻訳版コンテンツの評価が上がらないだけに留まるのでしょうか?」

鈴木:
基本的には言語ごとに独立していて、評価が束ねられる訳ではありません。hreflang の設定はあくまでもどのユーザーにどのページを見せるかだけの仕組みなので、評価とは関係ないと考えてください。

 

加嶋(WOVN):
本日はありがとうございました!

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本セミナーの全編は下記アーカイブ動画よりご確認ください。

20231214_海外SEO勉強会企画書KV_02 (1)

https://mx.wovn.io/event/archive/20231214_globalseo

 

Web サイト多言語化のご相談は WOVN へ

Wovn Technologies株式会社は Web サイト多言語化ソリューション「WOVN.io」を提供しています。多言語化についてご興味のある方は、ぜひ資料をダウンロードください。

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